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後生だから無事でいろ 堂上side ページ41
堂上side
会議室を出て車に乗り込もうとした時、後ろから声をかけられた。
小「堂上ー。待っててば堂上」
堂「とめるな！！」
俺は勢いで小牧の胸ぐらを掴んだ。
小「単独行動は禁止だよ」
そう言って小牧は銃２つと車の鍵を差し出した。
車に乗ってしばらく経つと小牧が口を開いた。
小「あの子はきっと図書隊に入ったことを後悔なんてしない。分かってるだろ？」
ああ分かってる。
そんなの俺が一番分かってる。
堂「あいつはもうあの時の女の子じゃない。何を目指そうがあいつの勝手だ」
堂「でも…あいつが無茶をするたび堪らなくなる」
あんな奴を目指すな。
俺が捨てた昔の俺をお前が勝手に拾うな。
堂「あいつは…今の俺じゃダメだと言う」
イラついて
揺らいで
遠ざけた
そのくせ
ほおっておけなかった
堂「あいつを信じてやれなかった…それは俺の弱さだ」
絶対に助けてやるから。
堂「必ず行く。後生だから無事でいろ」
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作者名：榛名 | 作成日時：2017年5月13日 14時
