ARS～五人の絆～ (ページ13)

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episode eleven ページ13

大野side

今日は、大野財閥主催のﾊﾟｰﾃｨｰ。

俺はもちろん出席しなきゃなんない。

ﾊﾟｰﾃｨｰって苦手なんだけどね。

だってね??

偉い人「やあ。智くん。」

ほら来た。

俺は笑顔を作り、そいつのほうを向く。

智「今日はお越しくださってありがとうございます。」

えっと…確か。

智「藤井さん。…でしたよね。」

藤井「智くんに覚えてもらえてるなんて、光栄だなあ。」

あはは～。苦笑

智「当たり前じゃないですか。」

招待者ﾘｽﾄ見て、

覚えてるだけだけどね。

家柄や地位だけで俺達に皆媚びる。

そんな奴の顔と名前なんて覚える価値ない。

だから、ﾊﾟｰﾃｨｰって苦手なんだ。

藤井「あ、そうだ。今日は息子の流星も来るんですよ。」

智「へえ。流星も。」

　藤井流星。
何年か前にうちのﾊﾟｰﾃｨｰに来て以来、素で仲良くなった。
今は関西の名門中学校に行ってて、
生まれも育ちも東京なのになぜか関西弁で話す。笑

雅「ﾘｰﾀﾞｰ。なんか、おじさんが呼んでるよ。」

父さんが??

俺を??

なんかしたっけ??

ま、いっか。

智「うん。わかった。
　すいません。ちょっと、失礼します。」

藤井「ええ。」

俺は藤井さんの元を離れ、

父さんの元に行った。