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「…よし」
掃除も料理も頑張った、久しぶりに！！
…久しぶりに？
臨月に出産に育児に、大変だから…を自分の中で言い訳にして、ところどころおサボりしたり妥協したりしてきた近頃。
でも、久しぶりにとことんやると、やっぱり楽しいなあ！
大変大変って言ってるばかりじゃなくて、なんと言うか、きっかけって だいじだ。
このタイミングでみんなが来てくれるのが、ありがたいと思った。
ほのかも良い子で眠っていてくれたし、あとは、ほぼ みんなを待つだけの状態。
「あ」
そして、冷蔵庫を開けて気づく。
ソースがない！
おかずのひとつに、ハンバーグを作った。
ハンバーグに…ケチャップ？醤油？？…いや、ソースほしいよなぁ。
さすがにデミグラスソース的なものまで拵える元気はなかったので、
まぁ普通のソースでいいか！と思っていたのだけど、その普通のソースすらなかった(つめが甘い！)。
時刻は、18時半をまわろうかというところ。
試合は一時間前には終わっていたから…まだ卓からの連絡はないけれど、そろそろドームを出る頃だろうか。
ソース…買ってきてくれないかな。
とりあえず、電話をかけてみることにする。
「…」
『ハイ』
「あ、もしもしおつかれさま、わたしです」
『うん、いま出ると』
「あ！いま出る？まだ出てない？」
『ん？うん。いまから』
「ソース！」
『は？ソース？』
「ソース買ってきてほしいできたら…冷蔵庫なかった…」
『ああ、ソース？ないの？わかった』
「ごめん〜ありがとうたすかる」
『いや、酒とかなんか色々買ってこう思ってたから全然。ほかには？』
「大丈夫、気をつけてね」
『あいよ〜…あ、遥輝が車やけん 遥輝んち寄ってから帰るから。俺の車にみんな乗せて帰るから』
「あ、そうなの？わかったよ〜気をつけてね」
「ほい、んじゃね」
…よし、ナイスタイミングだ。
ソースの注文が完了したところで、ここらでちょっと一息。
しばらく眠っていたほのかがちょうど目を覚ましたので、しばし触れ合いタイム。
今からドームを出て、買い出しをして、遥輝くんち寄って帰ってくる…ということは、一時間くらいはかかるだろうか。
準備は万端。
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作者名：まいち | 作成日時：2017年9月15日 3時
