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再びAから連絡を受けたのは、その夜のことだった。









深夜一時、

ベッドサイドの灯りを消したまさにその時 電話が鳴った。




真っ暗闇を劈くような振動に思わず肩を揺らしてしまったが、
光とともにとらえたその相手の名前を見て心臓が大きく脈を打つ。









「あっ もしもし?おきてた」

「…へっ?…いや うん、」

「えっ?なにその声っ?」

「え?なん、どうしたん」







電話の向こう側から聴こえる声はまたもいつもと何ら変わらない穏やかなもので、また拍子抜け。




思わずすっとんきょうな声を上げると、

彼女は笑いながら言った。









「産まれるっぽい」









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作者名:まいち | 作成日時:2017年9月15日 3時

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