好きと嫌い 【誰ソ彼ホテル】

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ガチャ


『 失礼します。お待たせ致しました。』

パ「ううん、大丈夫だよ。」

『 さて、それでは、お部屋を調べさせて頂きますね。』


パ「よろしく頼むよ。」






パ「…。」

『…。 』

パンジーさんも私も黙々と記憶を探す。

でも、流石にちょっと気まづいなぁ…。


パ「…そういえば」
沈黙の中、口を開いたのはパンジーさんで、

『？はい、いかがいたしました？ 』


パ「君のその…」

『はい？ 』

パ「耳と尻尾は、なんの動物だい？狐かな？」

『あ、はい、多分そうだと思います。 』

パ「……へぇ。狐、ねぇ。」

『っ！？ 』ゾワｯ

顔が見えてないのに、何故かこの人の表情がわかった気がした。

ニヤッって、不敵な笑みのような…。



怖いな…。

…と思ったら優しい顔(おそらく)で
パ「狐、…うん、君にぴったりだよ」

なんて言うもんだからなんて反応したらいいんだか分からず取り敢えず、有難う御座いますとだけ言った。


なんだか調子が狂うので、探す事に専念した。


パ「…。」

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