好きと嫌い 【誰ソ彼ホテル】

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一通り、客室の掃除を終えた昼過ぎ。

私と音子ちゃん、阿鳥先輩、ルリさんは
お昼ご飯を食べていた。


今日のまかないは炒飯と野菜炒めである。


4人でお昼を食べながら話をする。
するとルリさんが給料がある事を教えてくれた。

阿「給料？ここ給料あったんだ！？」

ル「当たり前じゃない」

塚「てっきりタダ働きだと思ってました」

『 私もです…』

へぇ、給料あったのかぁ。

3人の会話を聞きながら炒飯を食べる。

ル「いーい？ここの給料はお金じゃなくって……」

ジリリリリ…

ルリさんの言葉を電話の音が遮った


阿「お客様が、いらっしゃったそうです」

塚「私もう休憩終わるんで、お迎えできますよ」

『音子ちゃん私も行くよ。私も休憩終わるし。 』

阿「そう？じゃあ、よろしくね」


塚「はい！それではマヌケ1号、行って参ります！」

『 じゃあ、2号…？』

阿「俺が3号？」


塚「1号か2号の方が良かったですか？」

阿「いや、1号は音子ちゃん、2号はAちゃんに譲るよ」


ル「ちょっと、根に持たないでよ！」



私と音子ちゃんは小走りでロビーに向かった。

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