9 ページ11
大「僕が嫌い？僕は君が好きさ。」
側から聞いたら嬉しい言葉だろうが、この発言も
嘘に塗れている事を私は知っている。
《______××はAの事好きだよ_______》
大嫌いな人物の言葉と重なって嫌悪感を抱く。
『…気持ち悪い。 』
大「ｯ！」
私の言葉にキレたのか彼はベッドに私を投げて
押し付ける。
『痛っ…！』
大「そんな事言うなら体で分からせてあげてもいいんだよ。」
私の耳元で囁く。
大「憐れなお友達みたいにね。」
『っ…！何故皆を殺 したの！私とは関係ないじゃない！ 』
そういうと私の手首を押さえつけている手に力が入りミシミシと言う。
大「関係あるね。僕は守ってあげたんだよ。あのゴミ共から。」
何を言っているのだろうか。守ってもらったなんて記憶はない。
『私の友達をゴミなんて言わないで…！ 』
必死に反論するも、また彼の手に力が入る。
さっきよりミシミシと音をたてていく。
大「Aだって、ゴミ女の事、利用してたでしょ。僕に近づくために。」
『利用してなんか… 』
大「僕に依頼するために友達の彼氏を売ったじゃないか。」
『売ったんじゃないわ、あれは偶々でっ…… 』
大「偶々なもんか。所詮僕も君もずるい人間なのさ。自分の欲を満たすためなら手段を選ばない。
だからAには狐の耳と尻尾が生えたんだよ。」
『 利用するつもりじゃ…なかったの…』
大「へぇ、まだ言うか。確信も無かったのにｯ！」
完全に彼を怒らせてしまったのか、私の上に馬乗りになって全身で押さえつけられる。
大「僕は嬉しかったよ。Aの事はずっと目につけてたし。わざわざ依頼してくれて。」
『あれは本当に悩んでたからっ…！！ 』
大「うるさい！」
これだけ大きな声を出していたので誰かが気付かないはずがない。
バタンｯ！！
阿「ｯ！！Aちゃん！！
お客様！！落ち着いて下さい！！」
支「えええ！！お、おきゃくさまぁぁ！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 60人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
かまぼこ(プロフ) - miuさん» コメント有難う御座います！これからどんどん大外さんの沼に引っ張っていきますからね。笑 (2021年7月4日 17時) (
レス) id: 874a5f90bb (このIDを非表示/違反報告)
miu - 面白い！夢主ちゃん可愛い…大外さんも好きになり始めている私がいる、だと？続きが楽しみですねぇ！！ (2019年6月4日 14時) (レス) id: 48990d20a5 (このIDを非表示/違反報告)
かまぼこ(プロフ) - ゆめみさん» 大変嬉しいお言葉有難うございます…！これからも頑張って参りますので何卒宜しくお願い致します！ (2019年3月14日 1時) (レス) id: 6ddc4faae6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめみ(プロフ) - すごく面白いです!!!! 続き楽しみにしてますね！更新ファイトです♪頑張ってください！ (2019年3月4日 22時) (レス) id: 00e2acef5f (このIDを非表示/違反報告)
かまぼこ(プロフ) - ちえさん» 有難うございます…！可愛らしく思って頂けて嬉しいです！これからも宜しくお願い致します！ (2018年8月25日 16時) (レス) id: 6ddc4faae6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
