夢うつつ４（過去作） ページ7
兄「つまり、２０年前のウイルス大感染はあんたたちの仕業だったんだな」
いっちゃんが薬を吸いそうになったその瞬間、兄は突入した
博士「お前は…そうか、昼間の職場の魔法使い！なんでここにいるんだ！？」
い「アキトさん…」
真っ青な顔をしたいっちゃんがかすれた声でつぶやく
妹「空気よ、清浄になるように…」
私はとりあえず薬入りの煙を消す
周りでは同期の彼がなよなよとした研究員たちを倒していく
筋肉にだけは自身のある彼が相手では奴らは紙切れ同然である
い「サラ…なんであんたまで…！」
妹「あんた…」
い「そう。あんたよ…私はもう少しで魔女になれる所だったのに…！」
博士「そうだ！お前らは私達の最先端の研究の邪魔をしたのだ！許さない…！絶対に」
兄「あんたら本気で言ってんのか？その薬は成功することはない。永遠にな」
い「え？」
博士「どういうことだ！」
兄「簡単なことだ。以前一度起きた魔術師誕生は時間の歯車が狂うほどの異常現象でそれに対応しようとした人間の突然変異で起こったものだ。
つまりあのウイルスがばらまかれた時点で変化なかったDNAが受け継がれている人間にはもう二度と変化の可能性はないってことだよ」
い「そんな…じゃあ私たちはもう…」
兄「ああ。つまりここはただ単に有害物質しか生まない場所ってことだ。だからこうするのが一番早い」
そういってアキトは一番中心にあった支柱を破壊した
それと共にだんだんとあちらこちらからものが壊れる音がし始める
兄「おい！お前！俺と一緒に他の被験者たちを逃がしに行くぞ！」
男「はあ！？…はいはい。やりゃいいんだろ。いいかサラ！後でいっぱい話すからな！」
うわぁ…いやだな。逃げないとな…
兄が鋭い視線を向けると一瞬で静まった。本能か何かでどちらが上か分かっているのだろう
兄「サラはいっちゃんの非難を手伝ってやれ！」
そういうと兄は光のような速さで去って行った
私は座り込んでずっとうつむいているいっちゃんに手を伸ばす
妹「…立てる…？」
い「いいわよ、自分で立てる」
座っていて気分もよくなってきたのか自分で歩き出す
私に対する気持ちがそのままであろう彼女にどう声を掛けたらいいかわからず、私はそっと後ろを歩き彼女と自分の上に振ってくる瓦礫をただただずっと跳ね返し、出口まで歩いたのだった…
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カナ(プロフ) - 龍さん» わー！嬉しい*\(^o^)/* ありがとう〜時間作ってがんばることにする。でもまだワンピの方の龍のリクエストも書けてないっていうね…笑 ルフィだったかな？ (2017年6月10日 14時) (
レス) id: 86f63bd068 (このIDを非表示/違反報告)
龍 - 読んだよ―！気長に続き待ってるww (2017年6月10日 14時) (レス) id: 59c104e2eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カナ | 作成日時：2017年6月8日 20時
