どうしてだろう ページ26
エース「うーん…」
何でだろう…
エース「うーー…」
サボ「どうしたんだ？さっきからずっと唸ってんじゃんか！
腹でもいてぇのか？」
エース「？いや、大丈夫。腹は痛くねぇ
だけどどうしてあん時オレは…」
正直にオヤジの話をしちまったんだ…？
サボ「オレは？」
エース「いや…何でオレはあいつに秘密基地の場所教えようとしたんだ？」
サボ「おいおい、オレが知るか！
…あいつって、昨日会ったAってやつだろ？ あの金髪に白髪の」
エース「お前も金髪じゃねぇか！」
サボ「オレの金髪とはちげぇ…キャラメルみたいなキレーな金髪してたぞ」
エース「キャラメルってなんだ？？食いもんか？」
サボ「あぁ。うめぇ菓子なんだ！ホントキャラメルみたいに光ってたなーあいつの髪の毛」
そう言ってサボはちょっとぼーっとする
そんなにうめぇ菓子なのか
エース「ソレ、食ってみてぇ」
サボ「じゃ、奪いに行くか？」
へへ…と笑ったサボの顔はニヤリという言葉が似合う
ま、オレも似たり寄ったりな顔してると思うが。
エース「おう。でも少し休憩してからなー…」
サボ「そうだなー…クマ討伐は疲れたからなー」
そうしてまた少し休憩する
そうすると、考えるのはニガテなはずなのに、また何であいつに話しちまったんだろ…と
考え始めちまう
何でか、初対面なのに信じられた？
つーか、なんかオレのことをいいヤツって言った時、光って見えたんだよな
エース「だぁ！ あーめんどくせぇ！何考えてんだオレは！！」
サボ「！？」
そうだ。あいつは変なヤツ。
ほかのヤツとは少しちげぇ変なヤツ。
うん。それだ
サボ「何だよエース…おまえ変だぞ」
エース「すまん」
叫んだ瞬間、サボの肩がビクッてなって、少し地面から浮いた気が…
すまねぇサボ
サボ「んじゃ、そろそろ行くか？」
エース「おう！」
「おい！待てぇ！ガキども！」
追いかけるオジサンの前には走り去る2人のこども。
彼らの腕にはいっぱいのキャラメルが抱えられていて、彼らは大急ぎで森へ帰る
エース「…もう食えねぇ」
サボ「あぁ。しばらく甘いもん見たくねぇ」
いくら子供といえど、両手いっぱいのキャラメルだけを食べ尽くすのは大変な作業だったようだ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 70人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
カナ(プロフ) - rinaさん» 顔を出すだけしかできない日もあり、さっさか更新はできない中、そう言って頂けるのはすごく嬉しいです^ ^ ありがとうございます！ (2016年9月24日 21時) (
レス) id: 86f63bd068 (このIDを非表示/違反報告)
rina - すごくおもしろいです。 (2016年9月24日 17時) (レス) id: 65ae9a78b1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：カナ | 作成日時：2016年2月8日 15時
