昼寝と事故 ページ24
全くエースは。
新しく一緒に住み始めた奴はまだ俺達よりもチビなのに、
付いてこようとしてるのを毎度振り切って来るんだよなぁ
いっそ一緒に山に住めばいいのに。
それに宝のありかバレたら困るし
なのに今度は違う奴連れてくるとか。
宝の場所自分から教えて大丈夫なのかよ…
サボ「…っとと」
今、誰か倒れてなかったか？
ぐるりと方向転換をして、人が見えた方へ走る
俺達の宝の隠し場所をでてほんの少ししかまだ来ていない
ということは、あそこにいるのがエースが連れてきたやつか？
サボ「おい！大丈夫か……」
途中から言葉を失う
だって、エースが連れてくるのは男だと思っていたから
キャラメル色の金髪に白い髪が一房
横になってスースー眠っている
…なんだ。倒れてたんじゃなかったのか
眠っているやつを起こそうか迷いつつその女の横に座る
でも、エースの言っていた通りだ。
よくもまぁ、こんな動物の声がいっぱい聞こえる中安心しきって眠ってるよな…
暫くぼーっと見つめる
何となく見ていても飽きなかった
獣沢山いんのに…
サボ「無防備だよなー…」
プニ、とほっぺたをつついてみる
「サボー！」
肩がビクッと反応する。自分が地面から確実に10センチくらいは飛び上がっただろうと予想する
エースだ。
遅かったから見に来たのだろう
サボ「大丈夫だー！すぐ行く！」
と、今自分が何をしてたかを思い出し、顔が熱くなる
サボ「おい、起きろ！こんな所で眠ったら危ないぞー」
エースにすぐ行くと言った以上、こいつを起こさないといけない
あ「うぅ……？
っは！マズイ！ユリ見てたら寝ちゃったとか…恥ずかしい！時間大丈夫かな」
目の前のやつがプチパニックを起こし突然起き上がったせいで、オレのアゴとそいつの頭がゴツンっとぶつかる
あ「いっ…」
サボ「いって…」
あ「…！あ、ごめんなさい！ 顔も真っ赤…どうしよう 結構強くぶつかっちゃったよね
大丈夫…？」
サボ「いや！大丈夫だから！ オレもごめん」
そもそも、真っ赤な所は指摘しないで欲しかった
少なくともぶつかったせいではないから
真っ赤と言われて恥ずかしくてもっと顔が熱くなる
あー…早く収まってくれ…念じても真っ赤なのはなかなか治ってくれないようだ
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カナ(プロフ) - rinaさん» 顔を出すだけしかできない日もあり、さっさか更新はできない中、そう言って頂けるのはすごく嬉しいです^ ^ ありがとうございます！ (2016年9月24日 21時) (
レス) id: 86f63bd068 (このIDを非表示/違反報告)
rina - すごくおもしろいです。 (2016年9月24日 17時) (レス) id: 65ae9a78b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カナ | 作成日時：2016年2月8日 15時
