LOVE~second~

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話題の中心はエルとエルの彼についてだ。
エルは随分年上の彼と付き合っているけど、
最近、あまり会えていなくて寂しいらしい。


「Aは彼と、会えてるの？」


「うーん。最近、お互い忙しくて……。
でも、テレビ電話とかメッセージのやり取りはしてるよ」


「ふーん。そうなんだ。
寂しいと思うことないの？」


「思わないことは無いけど……」


そういって黙った私にエルは興味津々の目で見てくる。


「なに？教えて！」


「……。離れていても彼が愛してくれてるって分かるからそれだけで充分」


私は自分で言った事が恥ずかしくて手で顔を隠す。


「A。可愛い！」


そんな私にエルはニマニマした顔でからかってくるから、私は少し拗ねた様にエルを見る。


「もう、エル！からかわないで」


「ごめんって。でも、彼はAにも分かるように愛情を注いでくれてるって事でしょ？
どういう時に感じるの？」


どうと言われると難しい。
なんと言うか、スマホ越しに彼の私を見つめる瞳とか雰囲気が愛してるって言ってくれているように感じるのだ。


「どういう時か……。
毎日マメにメッセージを送ってくれる所とか……
あと、上手く言葉で表現出来ないけど、彼の瞳とか声が愛してるって伝えてくれている気がするの」


「……。それって、究極の愛情表現だよね。
いいなー。なんだか憧れちゃう」


まぁ、遠距離恋愛なんて私には無理だけどってエルは肩を竦めて笑った。

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