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「A、実は僕も渡したい物があるんだ」
そういって彼はリビングを出て何かを取りに行った。
彼は手を背中に隠して何か見えないようにしながら、また私の前に座った。
「A、気に入って貰えると嬉しいんだけど」
彼はそう言いながら、小さな箱を私の方に差し出した。
私は緊張しながら箱を受け取り中を見る。
そこにはシンプルなブレスレットがペアで並んでいた。
片方はシルバーで、もう片方はピンクゴールドのそのブレスレットは照明に照らされてキラキラ輝いている。
「可愛い……」
思わず、そう口にした私に彼は優しい声で話しかける。
「付き合って100日の記念日に渡そうと思って買ったものだけど、お互い忙しくてその日は逢えなかったから、、
これも、郵送で贈ろうと考えたけど、
やっぱりAに直接逢って渡したかった。
だから、この旅行の間に渡そうと思ってたんだ」
5月のある日、グクからお花とメッセージカードが届いたことを思い出す。
その日は100日目の記念日だった。
私は知らなかったけど、韓国では付き合って100日目を記念日として大切にしているらしい。
私はそれだけで十分だったのに彼はこんなにも素敵なプレゼントを用意してくれていたのだ。
彼は私の横の椅子に移動して、箱の中からピンクゴールドのブレスレットを取り出し、私の左手首につけ、そして自分の左手首にも同じようにシルバーのそれをつける。
「A。似合ってる。
初めてのお揃いだね」
いつの間にか私の頬には涙が流れていた。
その涙を優しく指で拭ってくれた彼。
そんな彼に私は、着けてもらったブレスレットを見ながら
「ありがとう」
そう微笑みながら伝える。
私の言葉に彼は目を細めて、優しく抱きしめてくれた。
しばらく、そうしていた私達。
私の涙が止まると彼はそっと私の背に回していた手を解いた。
「ふふ。Aはどんな顔でも可愛いね」
そう屈託のない笑顔で笑って立ち上がりテーブルの上を片付けはじめる。
そんな彼に私は、またドキドキさせられつつも
片付けを手伝った。
その後、お風呂に入ったりしていたらすっかり遅い時間になっていた。
先にお風呂に入らせて貰った私はソファーで彼がお風呂から出るのを待っていたけど、少しお酒が入っていた事もあっていつの間にか寝ていたみたいだ。
ふと視線を感じて目を開けると私はベットの上にいた。
そんな私を同じようにベットに横になっている彼が
片手で頬杖をついて私を見ていた。
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さくら(プロフ) - ユランさん» 初めまして。コメントありがとうございます。申し訳ありませんが、commuのメッセージから連絡お願いします。 (2022年1月19日 11時) (
レス) id: 7b4f4afa76 (このIDを非表示/違反報告)
ユラン(プロフ) - はじめまして！コメント失礼致します。ぜひafterのパスワードを教えて頂きたいのですが、どうしたら良いでしょうか？ (2022年1月19日 1時) (レス) id: 3577ee91eb (このIDを非表示/違反報告)
みずみず(プロフ) - さくらさん» 了解しました！ありがとうございます!! (2022年1月10日 19時) (レス) id: b6d5e43889 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - みずみずさん» コメントありがとうございます。commuのメッセージから連絡頂けると有難いです。 (2022年1月10日 18時) (レス) id: 7b4f4afa76 (このIDを非表示/違反報告)
みずみず(プロフ) - はじめまして。いつも楽しく読ませて頂いております。secondやafterのパスワードなどは、どこで教えて貰えるのか教えて下さると幸いです。 (2022年1月10日 9時) (レス) id: b6d5e43889 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくら | 作成日時：2021年11月3日 19時
