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「……何の用ですかヒョン」
僕は画面越しに映るヒョンを冷めた表情で眺める。
今の僕はAとの時間を邪魔されてすこぶる機嫌が悪い。
Aと楽しく過ごしていたのに、突然インターホンが鳴ったかと思えば、画面越しにはユンギヒョンの姿。
今まで一度も来たことがないのにAと過ごしている今日に限って一体、何の用があって僕のマンションに来たのだ。
「いいから開けろ」
「……嫌です。帰って下さい」
「Aちゃん居るんだろ？」
Aがいると分かりながら訪ねて来たヒョン
「……何を企んでるんですか？」
何も言わないヒョンに嫌な予感がする。
正直ヒョンを家の中に入れるのは凄く嫌だけど今日のヒョンは意地でも引かなさそうだ。
こうなったヒョンは止められない。
「はあ。分かりました。
でも、一度、Aにヒョンが来ていること伝えるからヒョンは僕が連絡するまで、そこで待ってて下さい。
いいですね」
僕はヒョンを見ながら言い切る。
勝手に来たのだ。
これぐらい我慢してくれ。
僕は重い足取りでAが待つ部屋に向かう。
「何かあったの？」
夕食の準備をしているAがキッチンに入ってきた僕を見てそう声をかける。
「A、ごめん。
実はユンギヒョンがAに会いたいみたいで、今マンションのエントランスにいるんだ」
「そうなの？」
Aも突然なことでびっくりしている。
「うん……。
勝手にヒョンが来たんだし、
無理に会おうとしなくてもいいから」
どうする？っと困惑した表情をしているAを見る。
「私は大丈夫。
……でも、がっかりさせたりしないかな」
「大丈夫。ヒョンはそんな事思わないし、僕が傍にいるからね」
Aは人見知りでシャイな所があるから、メンバーといえども初めて話すことに不安を感じているのだろう。
僕は不安そうな様子のAの髪を撫でて、彼女が少し落ち着くのを待ってからエントランスにいるヒョンに連絡した。
「お邪魔します」
そう言って入ってきたヒョンを僕は玄関で迎えてリビングへと連れていく。
「A。ユンギヒョンだよ」
「ユンギです。よろしく」
「初めまして。Aです。
いつも夫がお世話になっています」
リビングの入口で畏まった挨拶をする2人。
初めて話したからかお互いぎこちない。
「ヒョン。取り敢えずここに座って下さい」
僕はダイニングテーブルにヒョンを案内して座らせた。
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さくら(プロフ) - Sanagi1618さん» パスワードを送りましたので、メッセージをご確認ください。 (2022年7月5日 11時) (
レス) id: 7b4f4afa76 (このIDを非表示/違反報告)
Sanagi1618(プロフ) - はじめまして。楽しく読ませていただきました。宜しければパスワードを教えていただけるでことは可能でしょうか？ (2022年6月30日 23時) (レス) id: 772ebad025 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 柚さん» パスワードをお送りしましたので、メッセージをご確認ください。 (2022年6月29日 1時) (レス) id: 7b4f4afa76 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - annalove4752さん» パスワードをお送りしましたので、メッセージをご確認ください。 (2022年6月29日 1時) (レス) id: 7b4f4afa76 (このIDを非表示/違反報告)
柚(プロフ) - はじめまして。楽しくて一気に読ませていただきました。宜しければ続編のパスワードを教えていただけないでしょうか？よろしくお願いします。 (2022年6月26日 21時) (レス) @page50 id: 6c04f8286c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくら | 作成日時：2022年1月3日 22時
