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時は流れ今日はAが日本から韓国に来る日。
長期休暇中、仕事があったAと過ごすためにアメリカにいたけれど、Aも休みに入ったタイミングで日本に移動しクリスマスを共に過ごした。
年越しまでは日本で過ごし、僕は一人韓国へと戻ってきていた。日本で単発の仕事が入っていた彼女は仕事が終わり次第、僕と合流し韓国で残りの休暇を共に過ごすことになっている。
一ヶ月以上、Aと一緒にいたせいか、たった数日間、離れていただけだというのに彼女と離れて生活する事に寂しさを感じていたけど、それも今日で終わる。
仕事が終わってから飛行機に乗るAが韓国に着くのは夜中だと言うのに、僕はAと会えるのが楽しみで朝からソワソワ落ち着かなくて少し早いけどAを空港まで迎えに行くことにした。
真夜中の空港は人もまばらだ。
これならバレることもないだろう。
そう思いながらも念には念を入れて深く帽子を被って出来るだけ存在感を消し、Aの乗った飛行機がくるまで到着ロビー付近の椅子に腰掛けながら待っていた。
やることも無くてスマホを眺めていたら飛行機が到着したようで、搭乗ロビー付近から人の姿が見え始める。
僕は立ち上がってロビーの出入口の近くに行って注意深く目を凝らす。
あっ！Aだ！
人々の流れが止まった頃、一番最後にAの姿が見えた。人混みを避けるため最後に出てきたようだ。
帽子を被りうつむき加減で歩いてるAに僕は分かりやすいよう到着ロビーの入口付近の壁に持たれて立つ。
「A」
僕は普段より声のボリュームを落としてあと数十メートルの所まできていた彼女に声をかけた。
僕の声が届いたのか彼女は顔を少しあげ、早足で近づいて来る。
「……グク。迎えに来てくれてありがとう」
「うん。仕事お疲れ様。早く車に行こう」
彼女からキャリーケースを受け取り、反対の手を彼女に差し出す。
差し出された手を取っていいのか迷っている様子の彼女。
「大丈夫だよA。
Aが最後に出てきてくれたから他に人もいないし、マスコミもAがここに居ること知らないから」
そう言いつつ迷っている彼女の手を取り、しっかりと繋いで歩き出す。
彼女は少し躊躇しながらもギュッと手を握り返してくれる。
そんな彼女の行動に僕は口元が緩む。
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さくら(プロフ) - Sanagi1618さん» パスワードを送りましたので、メッセージをご確認ください。 (2022年7月5日 11時) (
レス) id: 7b4f4afa76 (このIDを非表示/違反報告)
Sanagi1618(プロフ) - はじめまして。楽しく読ませていただきました。宜しければパスワードを教えていただけるでことは可能でしょうか？ (2022年6月30日 23時) (レス) id: 772ebad025 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 柚さん» パスワードをお送りしましたので、メッセージをご確認ください。 (2022年6月29日 1時) (レス) id: 7b4f4afa76 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - annalove4752さん» パスワードをお送りしましたので、メッセージをご確認ください。 (2022年6月29日 1時) (レス) id: 7b4f4afa76 (このIDを非表示/違反報告)
柚(プロフ) - はじめまして。楽しくて一気に読ませていただきました。宜しければ続編のパスワードを教えていただけないでしょうか？よろしくお願いします。 (2022年6月26日 21時) (レス) @page50 id: 6c04f8286c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくら | 作成日時：2022年1月3日 22時
