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1ー4,変化 ページ4

あれからどれだけの時間が過ぎたのだろう。


気がすんだのか、静かになった皆を見て、ルートが、言いたい事は、それだけか?と言い、フッと笑った。

フランシスも、あー、これだから子供はいやだなあと言って、見たことのない顔で笑った。


そして、最後にもう一度だけ、皆が、二人に誰?と問えば、やがてフランシスとルートが無表情になった。

私は、それをおかしく思ったフェリシアーノにそっと抱き寄せられ、私の前には菊が真剣そのものな顔で立っていた。


ルートが、ばれたなら仕方ないと言った。


フランシスが、そうだね、と同意した。


二人が、ならばと手始めに一番前にいたアーサーとイヴァンを殴り、気絶させてしまった。


あの二人…特にイヴァンを気絶させるなんて!と皆思っただろう。


更には耀とアルフレッドも気絶させられてしまい、残るは私の側のフェリシアーノと菊だけだった。


私達はジリジリと迫りくる二人に後退りした。


しかししばらくすれば壁にぶち当たる。


フェリシアーノがヒッと怯えた声を出した。


目の前の二人は、不敵に笑った。


その笑みからは、楽しさがにじみ出ていた。

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作者名:とまーな | 作成日時:2014年2月16日 16時

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