かわいいは正義！！【ヒロアカ】 (ページ3)

今日:1 hit、昨日:7 hit、合計:8,877 hit

出会い③ ページ3

「おわー、すごいビクビクしてる......。

ごめんよ、怖がらせるつもりはなかったんだけど......やっぱり知らない人に声かけられるのはビックリしちゃうよね。」

そう言ってその人は僕から少し離れる。

「いやあのｯ......だ、大丈夫です.........。」

声かけられたことより距離が近すぎてビビってたとは言えずに口ごもる。うう、恥ずかしい......。

「.........でも挙動不審な感じがかわいい。」

「へあｯｯ！！？」

かっ.........！！？

ポソッと呟いただけの小さな声に煩いほどの大きな声で返してしまう僕。

いやいやいや、かわっ......とか！！言われたこと無さすぎて頭の処理が追い付かない！！
無い！！そんな経験んん！！

その人は僕の慌てふためく反応に笑みを浮かべる。

「かわいいは正義なのだよ緑谷くん！
よって君も正義なのだよ緑谷くん！」

「は、はぁ......！？」

「あと.........あんまり怪我、しないようにね。
それじゃ、またね！」

「ぇう.........あっ......。」

まるで嵐のような人。
女子に免疫のない僕からしたらその距離感はめまいもので。

会話という会話は交わしてないけど、心の中では大パニックしていた僕からすると。

たった一瞬の出来事だったけど、すごく疲れた......気がする.........。

い、一体なんだったんだ......。