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こっちの公園はジャングルジムがあって、そのてっぺんまで一気に登る。



頂上に腰をかけて上を見上げれば空一面を覆い尽くす無数の星。



こんな悲しい夜のはずなのに星の輝きは綺麗に見えるものなんだな。



しばらく冷たい風に吹かれながら空を眺めていれば自分の下あたりから聞こえてきた電話の音。



びっくりして支えていた手が滑った。



片方の手でギュッと力を込めて支えてから落ちることはなかったけど、滑り落ちた手のひらは痛々しく傷になってしまった。



『ごめん、びっくりした?』



なんだか馴れ馴れしいその話し方もフードを深くかぶっているその姿も不気味に思いながら恐る恐るジャングルジムを降りる。



地面に足がついた瞬間、走る体制に入ったけど悲しくもその人に怪我していたい手を掴まれてしまった。



「は、離してください!」



『僕のせいで怪我しちゃったよね』



「いいから離してください!」



手を振り払った瞬間、その反動で彼が被っていたフードがとれた。



思わず見とれてしまうほどの美少年は綺麗な栗色をした髪の毛にクリクリした目が特徴的な背の高い男の子だった。



『怖い思いさせてごめんなさい。あまりにも綺麗だったから、夜空を見上げるあなたが』



目の前の男の子は何を言っているのだろうか。



いよいよ怖くなってきて本格的に逃げる体制を整えれば、彼が掴んでいるその手の力が強まった。



『僕は怪しいものではありません!池田彪馬って言います!すぐ近くに住んでいて、大学3年生です!なんだったら…」

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ダオ(プロフ) - 続きが楽しみです!! (2019年7月31日 14時) (レス) id: 3b47b63316 (このIDを非表示/違反報告)
咲希(ソヨン)(プロフ) - 青いくらげさん» 大丈夫です! (2019年7月13日 16時) (レス) id: 0da49b69df (このIDを非表示/違反報告)
青いくらげ - 咲希(ソヨン)さん» ヲタ垢の方でもいいですか? (2019年7月11日 18時) (レス) id: 07a2db8ad0 (このIDを非表示/違反報告)
咲希(ソヨン)(プロフ) - はじめまして。私も作品書いているんですけど、Twitter相互しませんか? (2019年7月11日 17時) (レス) id: 0da49b69df (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:青いくらげ | 作成日時:2019年6月30日 22時

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