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1ろく *勝敗は?* ページ25

あ『さて、やりますか。準備はいいですか?いいですね。じゃあ、いっきまーす!!』

自分でみんなに疑問を投げかけておいて、答えを聞かずにサーブを打つ。
どこまでもマイペース。

実は要がツッコミをいれていたが、ゲームが始まり今となってはどうでもいい。
いや、よくないか?

そんなグダグダの中ゲーム後半戦は始まった。

前半での成績はAが25点、Bが23点とAの方が優勢である。
人数の違いか?
と言っても、1人差で、点差も2点。
逆転されることも十分可能な差である。

フワッとボールを上げてはバシンとスパイクを打つ。
勢いのついたボールをブロックして、拾って、また打っての繰り返し。

たかがビーチボールされどビーチボール。
かき氷が懸っていることもあってか、白熱している。
周りは穏やか〜に、和やか〜に遊んでいるのに、ここだけ熱い。
熱い日差しが照りつける、暑い夏に、熱い勝負を繰り広げている。

あ『はいっ。』

トスを上げて

祐希「ん。」

スパイクを打つ。

千鶴「とぉー!」

拾って

春「悠太くん!」

トスを上げて

悠太「ん。」

スパイクを打つ。

そして、また拾って

茉咲「きゃっ。」

拾って・・・

茉咲「ご、ごめん。」

あ『どんまい、どんまい。』

祐希「次取ればいいから。」

要「気にすんな。」

茉咲「う、うん。」

春「大丈夫ですか?」

あ『いいよー!』

春「いきますよー。」

そして、またラリーが続く。

もうボールは何往復しただろうか?
ゲームも終盤。
49対49。

あ『ゼーハ−ッ・・・ゼーハ−ッ・・・』

祐希「・・・大丈夫?」

あ『だ・・・ゼ―・・・じょ、ぶ・・・』

千鶴「ハハッ・・・・ゼ―・・・ツッキー・・・ハ−・・・ダッセ−!・・・」

祐希「千鶴もダサいよ。」

人1倍声出して、動き回ってた2人。
他の方々よりもお疲れのようで。

悠太「2人ともかなり疲れてるみたいだし、終わる?」

要「それもそうだな。次の1本で終わるか。キリもいいし。」

春「そうですね。はい、2人ともお水ですよ。」

差し出された水を一気に飲み干す2人。

千鶴「ぶはぁ!」

あ『生き返るー!!』

茉咲「あんたたちホント子どもね。」

本能のままに生きているというか、自分に正直というか。
子どものように加減をしらず、遊びまわる姿に呆れられる始末。

あ『いいのいいの。さー、勝ち負け決めよ―よ!』

次の1本で勝敗は決まる。
かき氷は誰の手に?

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作者名:水憐 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2012年3月18日 16時

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