きみにキスを９ (ページ8)

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158.甘い声3 ページ8

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A「…かずのキス顔も好きよ。」

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この綺麗な顔が好き。

パチッと開いた瞼から覗く優しい目も好き。

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和「…早くキスしてよ。」

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あ…カワイイな…今の顔。

ちょっと拗ねた子供みたい。

見下ろすと表情が違って見えちゃう。

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A「してほしい？」

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かずの唇を指先でなぞって

ちょっと…焦らしてみたくなったりして。

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和「…さっさとしないとひっくり返して襲うからな。」

A「……目閉じて？……」

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私からのキスは

チュッ…て軽く触れただけ。

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それだけでも愛しくて堪らなくて

啄むように何度も繰り返すと……止まらなくなっちゃう。

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A「かず……すっごく会いたかった…」

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キスを止めて首の後ろに手をまわしてぎゅう…って抱きついた。

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和「会いたかったんならさ……カナダなんか言うなよ。」

A「……そう、だけど……」

和「そこ、黙んなや(笑)」

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黙り込む私の頭をパシッと叩いて笑う。

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和「この話は後で話そっか。……今はAといっぱいキスしたい。」

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かずの両手が私の頬を包んで

終わらないキスが始まった。

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