166.アンサー ページ16
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A「かず〜…着替え置いとく…」
和「置いたらダメーっ。ちゃんと見せなさい？」
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ドアの向こうで え〜…だって絶対アウトだもん…って嘆く声が聞こえる。
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A「…ドア、一瞬で閉めるからね？ちゃんと見てね？」
和「確認できないとアウトだよ？」
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しばらくの沈黙の後に
ドアが開いて Aが見せる柄を確認してみる。
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A「かずのお気に入り、わかんないから私が好きなのにした…///」
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ドアから手だけ出してさ？
パンツ持ってるちっちゃい手が なんか面白くて可愛くて
その手首をがしっと掴んだ。
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和「…いいんじゃない？パンツそこ置いといてよ。」
A「か…ずっ！正解なら手っ…手ーっ！」
和「誰が正解っつった？もう諦めなさい♪」
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服を着たままのAを引っ張りこんでシャワーをかけた。
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A「…ひっどいっ！」
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クククッて笑う俺からシャワーを奪って温度をぐっと下げてから
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和「…う…わぁっ！ちょっと！水！水！」
A「いいじゃない、水も滴るナントカで！」
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…反撃してきやがった。
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和「ナントカを略すなや。冷てぇなぁ…俺、真っ裸よ？」
A「…ナントカでいいのよ…」
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真っ裸の単語を聞いて
…真っ赤になって背中を向けて出ていこうとするから
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和「……クシュンッ！」
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くしゃみをひとつ。
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A「…かず？やだ…水かけたから？ごめんね？」
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クシュンッ！…追加でもうひとつ。
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心配して慌てて近くにかけてあるタオルで身体を拭いてくれる。
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和「……うそ♪」
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え？ってびっくり目のAを羽交い締めにして
湯船にちゃっぷん…
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和「クシュン！クシュン！クシュン！あら、自在に出るわ(笑)」
A「も〜…ウソくしゃみだったの？上手いんだから〜…(笑)」
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呆れて笑うAにキスをひとつ。
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…ふたつ
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みっつまでは数えてみたけど
あとはもうわかんなくなってた。
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作者名：みおり
| 作成日時：2012年7月19日 16時
