きみにキスを９ (ページ13)

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163.…言っちゃった。ページ13

和「は…ん……いや、３ヶ月。」

A「半年も、長い？」

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うーーーん……と目を閉じて考えてみても

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和「…長いな。ダメ。」

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ホントはさ、３ヶ月だって長いっつーの。

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でも、Aがここんとこずっと我慢してたことや

仕事を続けにくくなったこと…

Aの性格を考えても、ここにいても何かに怯えて過ごすんだろうなと思うと

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ちょっとリフレッシュさせてあげたほうがいいのかな～…なんてね

思っちゃったり、する。

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和「A、帰ってきたら……ここにずっといてくれる？」

A「……ん？帰ってきたら？…ここに寄ったらいいの？」

和「違う。一緒に住むの。」

A「………え……」

和「ほらアナタ、帰ってきてもしばらく無職でしょ？俺が養ってやるよ。」

A「ちゃんと働きますから……ご心配なく。」

和「そんなにすぐ決まるわけないじゃん。
今度Aん家にお許しもらいに行くわ。」

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え…え……え～…ってかなり困ってる顔にキスをする。

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和「なんでそんなに困ってんの？
そういえばAん家に行ってもいっつも弟くんしかいないよな？ご両親は？」

A「…お父さんは亡くなってて、お母さんは元気なんだけどあまり家にいないから聞いてみないと…。」

和「……そっか。お母さんには会いたいな。都合、聞いといてよ。」

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う～…ん……と煮え切らない返事のAの唇を塞いで

滑らせた手のひらに感じる温もりが愛しくて

あぁやっぱり離れんのヤだなって……思うけど

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和「３ヶ月なら…待つから。」

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……言っちゃったよ……俺、大丈夫かな。

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