ドS王子が彼氏になりまして。 (ページ10)

今日:1 hit、昨日:8 hit、合計:28,096 hit

王子のお仕事ページ10

毎日甘い言葉を投げかけてくれる誠也くん

そんな甘々誠也くんもここ最近は隣国への訪問に

夜のディナー、時期王としてのいろんな準備や

たくさん課せられる仕事が多いみたいで

「あかん、死ぬ、...」

と弱音を吐いてしまうほど

『誠也くん、最近忙しいですもんね、』

「ん、この時期が1番バタバタするからな、しゃあないんやけど」

と隣に座っていた私の肩に頭を乗せる

「A不足かも、笑」

余りに力なく笑うから心配になってしまって

『無理しないでくださいね』

「ん、大丈夫やで」

『そう言って無理するでしょう、？』

「...、やって、頑張らんと、」

期待は裏切れへんから、と遠くを見つめ呟く誠也くん

『でも、自分らしくいるのが1番ですよ』

「、？」

顔を上げて不思議そうに首を傾げるのがちょっと可愛くて

赤く染まった誠也くんの髪を撫でる

『期待に応えようとして、壊れちゃうのが心配だから、』

「ん、...」

眠たかったのかな、うとうとしてる、

『私は誠也くんらしい誠也くんが1番好きです』

「ありがと、A」

『いえ、』

「自分なりに、頑張ってみるわ」

『ふふ、はい、！』

そのまま目を閉じて誠也くんは私の肩で眠りについた