ドS王子が彼氏になりまして。 (ページ5)

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誠也くんが悩むこと10分

『決まりましたか？』

「ん〜〜...、これにするっ」

笑顔でいちごのショートケーキを指す

『ふふ、じゃあ頼みますね？』

「おんっ、」

ケーキとパフェを待っている間も誠也くんは

ずっと楽しそう

『本当にいちご大好きですね』

「だーかーら、別にそういう訳ちゃうって」

『なんで隠すんですか、誠也くんの好きな物知りたいのに』

「...やって、いちご好きって、かっこよくないやん、？」

不安そうに首を傾げて私の目を見る誠也くん

ほんとに狡い、あざとすぎる

『まあ、確かに可愛いって、思っちゃいます』

「ほらあ、やから嫌やってん...」

『でも誠也くんの新しい一面が見れたみたいで、すごく嬉しいです、』

「ほんま？変ちゃう？」

『どこが変なんですか笑誠也くんは誠也くんですよ』

「嬉し、ありがとう」

そこからケーキが来るまでずっと

いちごについて熱弁した誠也くん、可愛かったなあ

本人には口が裂けても言えないけど