第220話ですよー ページ32
＊
...遂に来てしまった...
松平「いやァ女は化けるなァ...オジさんもう30年若くて母ちゃんに会う前だったら行けたよマジで」
あ「はァ...」
見合い当日。場所は豪華な料亭。
とっつぁんが拵えてくれたらしい着物を別室で着て、そのとっつぁんに見てもらっているのだが。
さり気ない奥さん一途アピールをしながら、ガラケーで何枚か見合い用に着飾った私を撮った。
さらにどこからか一眼レフも取り出して、気合いを入れて撮っている。
松平「コレ、現像よろしく。そうだなァ...とりあえず40枚くらい」
部下にその一眼レフを渡して言いつける。なんでそんなに枚数が必要なのだろうか。真選組か関係者にばら撒かれるという恐怖を感じたが、それはないだろう。フラグじゃない。それは、ないだろう！
松平「こんなどえれェ美人目にしたらお前ェ、大給クンなんてチョロいぜィ」
片手の親指を立てながら、何やらメールを打ったご様子。嫌な予感がする。
あ「...誰にメール送ったんですか？」
松平「近藤以外誰がいるってんだ。Aちゃんの保護者は俺だからねェ、近藤の奴来れなくて泣いてただろ？せめてAちゃんのおめかし写真送らにゃオジさんがどやされる」
あ「...泣いて...妙ちゃんのところに行きました」
オジさん写真を送ることもできるんです、と煙を吐くオジさん。
多分悪気なく写真添付して送ったんだろうけどね、近藤さんが一番ダメなんですよ。あの人皆に広げるんですよ。
総悟みたいにゆすりのネタにしようと思ってないから、惜しむことなく広めちゃうんですよ。
その点総悟なんかよりタチ悪い。
これで真選組内に“受ける予定もない見合いで着飾ってやがる神田”が知られることは確実だ。恥ずすぎか。最低でも1週間は総悟にいじられ、神山に付きまとわれ、土方さんに憐れみの視線を向けられ、ハゲの頭に育毛剤をかけ、ザキにアンパンスパーキングして...あれ、後半なんか違う？
とにかく、精神的に痛めつけられる覚悟はしなきゃならん。
「大給様がいらっしゃいました」
襖の外からかかる女中さんの声。
やっべ。流石に手汗かいてきたわ。
お見合いなので、刀は料亭まで乗って来たパトカーにてお留守番。代わりというか、念の為苦無は持ち込ませてもらう。
松平「さ、行くぜェAちゃん」
断ってもオジさんが華麗に何とかするから、と背中を叩くとっつぁんの手。父親というか、もっと大きな、安心できる手だった。
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練紅龍(プロフ) - めぐぽん(*´･∀･)さん» 見事に私のやる気を叩き起こしておられます。ありがとうございます！沖田さん……沖田サァン……ご期待にそえるよう精進します！ (6月7日 17時) (
レス) @page28 id: 0cf84c7016 (このIDを非表示/違反報告)
めぐぽん(*´･∀･)(プロフ) - 感想を毎回、すみません。あれ？オチは沖田さん？と考えが変わったところで次。原作沿いみたいなので、続き楽しみに読まさせていただきます。 (6月7日 11時) (レス) id: baf8bee298 (このIDを非表示/違反報告)
練紅龍(プロフ) - 和泉梓さん» ありがとうございます...時間作ってちょっとずつ、進めていきたいです...ありがとうございます...！ (2020年6月13日 13時) (レス) id: 817163acd5 (このIDを非表示/違反報告)
和泉梓 - 更新待ってます!頑張ってください! (2020年6月5日 11時) (レス) id: 451b0d7f40 (このIDを非表示/違反報告)
練紅龍(プロフ) - 白猫さん» ありがとうございます！ぼちぼち頑張っていこうと思いま...頑張っていきます...！ (2019年12月22日 22時) (レス) id: 308444a36a (このIDを非表示/違反報告)
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