気づけば隣にドS君がいる訳で【名前変換オリジナル】

7話 ページ9

教室



美香「お、Aっ！朝はどうもお邪魔いたしました〜」

A「美香…！！あんたは本当に…」

先生「おー、席つけー転校生を紹介するぞー」


運悪く、担任が教室へ入ってきた

先生の合図でそれぞれ皆着々と席へつく


もう…バットタイミングだあ……

くっそう……美香…覚えてろよ……！！


しかも転校生って…いや、まさかね…


先生「おーい入ってこーい」


そう合図を掛ける担任。

ほとんど全員が目を輝かせている

そんなに…興味あるのかなあ…


ただ私の周りに知らない人が増えるだけ…





ガララッ


えっ……ちょ……何で此処にいるの…？

まさか、とは思っていたけど＿＿＿＿＿


先生「転校生の上原陸だ。皆、仲良くしてやれよ。上原、何か一言言ってやれ」


陸「………………………よろしく」


そうボソッと低く呟き、また昨日と同じことを喋った陸くん。

うわ、女子の皆さん、私以外全員彼にメロメロじゃん…

いわゆる一目惚れって言う奴ですか…


もー…あんな無愛想だと言うのに…
イケメンなんてどうせ顔だけでしょ、顔だけ。


性格の良いイケメン君なんてあまり聞いたことないよ…


しかも名字、上原って言うんだね…

隣のくせに知らなかったよ…

これからは上原君って呼ぼ…
何か名前呼びで言っても変な事言われそうだし…



じゃなくて！！

ちょっと待って！！何で此処に上原君がいる訳！？

可笑しいでしょ！！家も隣でクラスも一緒！？

あ、あり得ない………！！


先生「んー…席は、っと…谷川の隣でいっか」


A「………………………………は？」


先生「は？ってお前なあ…誰に向かってそんな口調を…」


A「いやいやいや！！そう答えて当たり前ですよ！！ええ！？何でそうなるんですか！？

別に私じゃなくてもいいんじゃ…」


あ、ヤバイ。やってしまった……

怒りだけは押さえとこうと思ってたのに…


あまりに興奮しちゃって…思わずやってしまった……

しかも皆めちゃくちゃ引いてるし…

今日はほんとについてない……

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