気づけば隣にドS君がいる訳で【名前変換オリジナル】

3話 ページ5

数分後

「すみません遅くなっちゃって…ほら陸、挨拶しなさい」


隣のお母さんが怒鳴り掛けるように少年へ話し掛けた

ああ…やっぱ男の子だった……


しかもこの子イケメンっていう分類だなあ…

ほんと、色白いし顔が整ってるし…

周りの女子達はキャーキャー騒ぐんだろうけど

まあ、私にとってそういうのは興味ないからなあ…特にイケメンという分類は。


陸「…………………よろしく」


ボソッとそれだけを低く呟き、言った途端

家のドアを勢いよく閉め、バタンッ！という音を立て乱暴に扱い締め切った


え……怖………何なんだあの子………

メッチャ怖い…ますます近づきたくなくなったわ……


一人私は、立ったままその場に硬直していた


「ご、ごめんなさいね〜…いっつも陸はあんな感じ何ですよ…

Aちゃん、ごめんね？不快な気持ちにさせちゃって…」


そう苦笑いをして、私に見せ掛けてきた

いや不快も何も、全然此方から喋ってないよ……

ましてや挨拶なんて全然してないし…

え、何？怒ってるんですか？って言いたい程だったし……


私のお母さんなんて、口をポカーンと開けてそのまま固まってるし…

まあ、無理もないよね……


「本当にご免なさい！初日からこんな事をしてしまって…」


頭を深々と下げてきた隣のお母さん

うわあ…何かかわいそすぎる…


「い、いえ！大丈夫ですよ！別に気にしなくていいですから！」


苦笑しながら、焦るように喋る私のお母さん

そ、そりゃあ…ね、一応フォローぐらいはしておかないと…

じゃないと可哀想だ……

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