気づけば隣にドS君がいる訳で【名前変換オリジナル】

28話 ページ30

あ、そういえば玉子焼き食べさせてもらった御礼、しないとな…

じゃないと失礼だ…


A「あ、あのさ…玉子焼き、ありがとう…すごく、美味しかったよ」

陸「…そりゃどーも」


無表情で答える上原君

む…素っ気ないなあ…

もうちょっと素直に喜べば良いのに…

あ、そういえばこの美味しかった玉子焼き誰が作ったんだろ…

私の予想ならたぶん、お母さんっぽいな…


A「あ、そういえばさ、この美味しかった玉子焼き、誰が作ったの？」

陸「…………俺が作ったけど」

A「……………………え？」


え、いや、ちょっと待って。今何て言った？

俺が…作った…？

いやいや、嘘でしょ。


男子でこんな美味しい玉子焼き作れるなんて…有り得ないのにも程がある…

ましてや女の私だってこんな美味しい玉子焼き、作れないし…


A「え…いや、嘘でしょ…？」

陸「嘘じゃねぇよ。だったら俺んち来るか？

特別にお前の玉子焼き作ってやるよ」


そう真剣な眼差しで見つめてくる上原君

その透き通った目からすると、嘘なんてついているようにも見えない

まあ、此処は静かに従………って、え？


つまりその意味って…上原君の家に来いって言う、事…？


A「え…それって、上原君の家に行くってこと…？」

陸「あ？それ以外何の意味があるんだよ」

A「っ……」


ま、まじですか……

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