気づけば隣にドS君がいる訳で【名前変換オリジナル】

23話 ページ25

昼休み


ひいぃ……今日はメチャ疲れた……

何だったんだあの数学と体育……

上原君の事について思い知らされたような…

まあ、その最悪な授業が終わった後は、とても楽な授業だったからね…

スッキリしたような、してないような…

途端、ふと雄輝と目が合い、笑顔で話し掛けてきた


雄輝「谷川ー！お昼一緒に食べよーぜー！」

A「ふぇ！？う、うん…いい……んっ！？」


そう言い掛けた途端に、ぐいっと私の腹部を誰かに捕まえられ、抱き寄せられた


途端にふわっとした甘い香りが、周辺に漂う

あれ、この匂い何処かで嗅いだことがあるような気が………


そう思い、バッと顔を上にして見てみる

え………何で、この人…………


雄輝「あれ、陸ちゃん！？珍しいね！こんな事…」

陸「あ“？」


上原君が最も得意とする、その睨み技。

ギロッと雄輝にきつく睨んでいる上原君は、やっぱり恐いと思い知らせた

今の発言を聞いただけで、誰でも解るような怒りの発言に対し、

思わず体がブルッと震えた

しかも何で急に抱きつくなんて事……


雄輝「おー、恐い恐い。そんなに睨まないでよ、ね？」


パチッと星でも落ちてきそうなウィンクを、笑顔でやる雄輝

いや、それやったらもっと怒られるんじゃ…


陸「テメェ……俺を挑発してんのか」

雄輝「いやいや！挑発だなんて董でもない！

ただ単に…少し谷川と話したいことがあったから、一緒に食べながら話そっかなーって」


へ……？私と話したいことがある…？

え、何それ。めちゃくちゃ気になる…

しかもあんな雄輝が話したいなんて珍しいからなあ…

あ、それより私も雄輝に聞きたい事あるし…


陸「あ？んなの後でやれ。俺は今コイツと一緒に食べたいんだよ」

A「え、ちょ……私も雄輝と…」

陸「へぇ？俺と一緒に食べたく無いわけ？俺より彼奴の方と食べたいんだ？」

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