気づけば隣にドS君がいる訳で【名前変換オリジナル】

9話 ページ11

昼休み



美香「ね、どしたの？あんなに生き生きと喋っちゃってさ〜」


今、屋上に来て美香と雄輝でお昼ご飯中

おかずを食べながら私に聞いてくる美香は、何処か興味深々と聞いてきた


A「え？それってどういう…」


美香「Aってさ、人見知りのくせによくあんな生き生きと喋れるんだね…

いつもなら皆の前では喋んないのに…」


雄輝「あー、それは俺もビビったわ」


そう意気投合する、この二人組

妙にムカつくのは何故なんだろうか

しかも、生き生きって……そりゃあ爆発して喋ることだってあるよ？


そんなに吃驚することかな……


A「ちょ、何、そんなに驚くこと…」

美香「驚かない方が可笑しいって！！あんな物静かなAがあんなに喋るとか…！！


……あ、もしかしてA…陸君の事……」


そうニヤニヤとし始めた美香

またこの人勘違いを………！！


A「ちょっと待って！！何でそういう風になるわけ！？別にそういう風な目で見てないよ！？」

美香「んあー、分かった分かった。ま、後から解ると思うけど」


口角を少し吊り上げ、私をじっと見つめる美香

しかも後から解るって…意味わかんないし。


全然、イケメンとか…興味無いの、解ってるくせに

ふと雄輝の方を見てみると、ニコッと微笑んで返してくれた

くっそお…雄輝もイケメンと言う分類に入ってるんだった…


雄輝「…実はさ、俺と陸って昔からの親友なんだよね…

あ、もちろん今もだけど…」


そう静かに言う雄輝

ちょっと待ってよ…何でそれ先に言わなかったの…！？

しかも無愛想な方ですよね！？良くなれたな…ましてや親友なんて…


美香「えぇ！？そうだったの！？」

雄輝「まあ、ね。中学の頃転校しちゃって、それっきり会わなくなったんだけど…

今陸がまた此処に来たってのも吃驚だな、俺は」


そうニコッと微笑む雄輝

な、何で…何でそれを……


A「何でそれ先に言わなかったの…？」


雄輝「………え？」


A「そういうの先に言ってよ…そしたら隣にならなかったし、

案内する事にもならなかったし…

ましてや昔からの親友なんて、そんな理由言えば離れてたのに……」


ああ、もう、雄輝の馬鹿馬鹿馬鹿

何でそれを先に言わないのかなあ…


雄輝「んー…ゴメンね？」


あぁ、もう…イケメンなんて良いとこ見つからない！！！

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