【イナゴ】ドSな執事たちが。【狩屋・剣城】 (ページ7) - 小説

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藍色の髪の執事の手が、私の頬にそっと触れた。
男の子らしい、大きくて暖かい手。

「な…っ」

私は抵抗しようとしたが、さっきのを思い出し、やめた。
それに気づいたのか、藍色の髪は私の顔を覗き込み、悪戯っぽく笑った。

「…抵抗しねぇの？」
「っつ、」

まるで心の中を読んでいるかのように、藍色の髪が耳元で囁いた。
見透かされたようで悔しくて、私は目を細めた。

「…可愛い」

藍色の髪はそう呟くと、

・

・

私に、キスをした。

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作者名：涼野海帆 | 作者ホームページ：http://ameblo.jp/agogolove3249/entry-11179204072.html
作成日時：2012年12月27日 23時