好きだから、、、 (ページ5)

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第4話ページ5

いつもの様に電車に乗り、いつものように大学に向かう。

電車の中でも大学でも飛び交うEXOの話題。

正直、耳を塞ぎたいし出来ることなら今すぐその場から立ち去りたい。

ギョンスは、もう近くに居ない。

周りの女子高生が楽しそうに話しているのを聞いていると余計辛くなった。

S「A？

Aってば！」

「あっ！ソヨン
ごめん、ちょっと考え事してた」

S「ううん
大丈夫だよ？

また、ギョンスの事考えての？」

「うん、、、」

S「そっか、、、

A、本当に大丈夫？
最近元気なくて本当に心配だよ？」

「ありがとう。でも、本当に大丈夫だから、、」

S「そう、、

辛い時は、私の事頼っていいんだからね！」

「ありがとう
本当にありがと！」

ソヨンの言葉で、私の瞳に涙が溜まるのが分かる。

S「あっそうだ！
私は、考えたんだけどAがギョンスの事忘れられる様にと思ってグァンスオッパと合コンパーティーしようって！」

「ソヨン、ありがとう
でも、私は大丈夫だから！」

S「大丈夫じゃないよ！
だってアンタ、ギョンスの熱愛が出てからずっと浮かない表情じゃない？

こけは、ギョンスを忘れられるようにぱぱっと新しい男を見つけなきゃ」

「う、うん」

ソヨンは、そうやって言ってくれたが、今はそんな気分じゃなかった。

もう、ギョンスは遠い人だしましてや自分の想いを伝えることなんて出来ない。

そう考えると、辛くなって新しい恋なんて見つけようなんて思えなかった。

けど、ソヨンとグァンスオッパがせっかく計画してくれた事で、断るに断れず結局言ってみることにした。