8-7 ページ30
ー次の日ー
大門「ね、ね、この器具使ってみない？体伸びるんだよー。ほら。」
貴方「え、やってみたいです。んー、気持ちいいです。」
ん？医局に中山先生が入ってきた。
中山「加地先生、私のオペの助手になってもらえませんか？」
加地「え、えっとその日は確か予定が。」
だよね。加地先生もお忙しそうだもんね。
中山「お願いします。助けて。」
加地「はい。喜んで。」
え、簡単すぎない？
潮「いや、私が助手をやろう。」
中山「ありがとうございます。潮先生。では手術時間は4時間以内を目指します。」
潮「妥当だな。」
征くんと私と世良くんと猫ちゃんのチームだったら3時間以内でできそうだけど。
中山「藤堂先生もよろしいですね？」
貴方「はい。できるだけ手際よくお願いしますね。オフポンプでやる意味がなくなります。」
中山「え？どういう意味ですか？」
貴方「負担を減らしたいんですよね？だったら4時間以内じゃ甘いですね。3時間以内でお願いします。」
多古「ちょ、ちょっと、藤堂先生？」
さあ、どうでる？
潮「何を言っている。バイパスをそんなに早くできるわけないだろ。」
貴方「そうでしょうか。私はこのオペを3時間以内にできる医者を知っています。この病院の医者です。その医者ではなく中山先生が執刀されるってことは中山先生はより早く正確にできるということになりませんか？私たちはきちんとついて行きますから3時間と宣言されても2時間半と宣言されても構いませんよ。」
中山「その医者というのは、あなたのことですか？」
貴方「私もできるとは思いますが、渡海先生のことです。」
あ、渡海先生が来た。タイムリー。
渡海「なんだこの騒ぎは？」
貴方「征くん、心拍動下冠動脈バイパス術って征くんが執刀医。第一助手が私。第二助手が世良先生。オペ看が猫ちゃんだったらどのくらいの時間で終わる？」
渡海「ダヴィンチだったら、1時間半。普通にやったら、2時間半ってところだろ。」
だよね。
中山「えー、すごいですね。渡海先生、助手に入ってもらえませんか？」
渡海「悪いな。俺はA以外のやつの助手には入らないんだよ。」
中山「お願いします。助けて。」
渡海「他を当たれ。」
中山「じゃあ、世良先生。第二助手に入ってもらえませんか？」
世良「ごめんなさい。僕、オペが色々入ってて忙しいので。」
中山「お願いします。助けて。」
ん？お願いします。助けて。が決め台詞なのかな？
世良「ごめんなさい。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 244人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
愛梨 - さくらさん» コメントありがとうございます。ドSな渡海先生ですね。わかりました。お話の所々に入れたいと思います。リクエスト、ありがとうございました。 (2019年12月17日 15時) (
レス) id: 9259586d77 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - いつも読ませていただいています！思わずドキッとするようなドSな渡海先生がみたいです笑 (2019年12月14日 23時) (レス) id: 3885c9783b (このIDを非表示/違反報告)
愛梨 - あんこさん» コメントありがとうございます。楽しんで読んでいただけたようで嬉しいです。これからも頑張ります！ (2019年12月9日 6時) (レス) id: 184931a8c7 (このIDを非表示/違反報告)
あんこ - 8話どんな内容になるんかな〜と思ってました！オリジナルも入ってて楽しく読めました！更新待ってます！ (2019年12月8日 18時) (レス) id: 2ea9d99735 (このIDを非表示/違反報告)
愛梨 - ayameさん» コメントありがとうございます。頑張ります！リクエスト承りました。失敗しないプリンセスの回ですね。今の番外編が終わったら、書かせていただきますね。 (2019年12月7日 6時) (レス) id: 184931a8c7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：愛梨 | 作成日時：2019年11月25日 6時
