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「先輩〜!山田先生が、まだかーって」
そう言って、笑いながら
ドアから顔を覗かせた後輩の看護師。
「あっ分かった、ありがと」
その言葉に、あたしは急いで服のボタンを閉めた。
「それじゃっ、お疲れ様〜!」
『お疲れ様でーす!』
まだ着替えている看護師たちに挨拶をし、更衣室を出る。
すると
目の前に見えたのは
山「あっ、やっと出てきた」
腕組みをして壁にもたれかっている、私服姿のりょーすけ。
「やっと、って…そんな遅くないし」
山「遅い。すげー遅い!」
「着替え始めてから10分もたってないんですけどー…」
山「俺は3分で着替えたし」
「…あ〜、そーですかっ」
普段はそんなに時間にうるさくない彼が
今日はうるさい。
……相当早く帰りたいんだろうな。
山「よしっ、帰るぞ」
そう言って、あたしに近づいてきた彼
そして、あたしの手を握った。
…指を絡めて。
「ちょっ…と!」
山「あー、早く帰りてぇー」
ギュッと、強く握られたまま
あたしは彼に手を引かれる。
『あっ、!…ふふっ。お疲れ様です♡』
すれ違う看護師たちがその手を見て
少し笑っているのがわかる。
「お、つかれ…」
すごい恥ずかしいんですけど…!
・
「ただいまー…っと」
玄関を開けると
かんながいない、静かな部屋。
「ご飯どーしよっか?」
材料何があるかなー
なんて、考えながら冷蔵庫を開けた……が、
それは、彼によってパタンと閉められた。
山「俺、飯いらねー。」
その言葉に
何で、?と後ろを振り向くと
「……ちょ…!」
彼の手が
スルリと、セーターの中に侵入してきた。
お腹に、ひんやりと冷たい感覚。
山「それより俺
…………早く抱きたくてウズウズしてんだわ」
すると
いきなり
かぶりつくように触れた唇。
それと同時に
服の中でやらしく撫でてくる彼の手。
そして、重なったまま
服の中にある手が、だんだんと上がっていき……
「…んっ、!」
下着の上から胸の膨らみに少し触れた。
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恵理(プロフ) - ゆうりくんとかんなちゃん繋がったりしませんかね?大人になって..的なの想像しちゃって。久しぶりに読めて凄くキュンキュンしました!これからも頑張ってください!! (2019年4月21日 9時) (レス) id: 64f5153363 (このIDを非表示/違反報告)
みう - かんな...橋本環奈って思ったのあたいだけ? (2019年3月31日 18時) (レス) id: 40cf893d3e (このIDを非表示/違反報告)
さち(プロフ) - ほんとにほんとに最高なお話でした!幸せな気持ちときゅんきゅんと、、これからも頑張ってください! (2019年3月31日 12時) (レス) id: e0cdd762b9 (このIDを非表示/違反報告)
mm(プロフ) - 今日たまたま思い出して数年ぶりに読み返しました!私が占ツクを知ってすぐに読んだ思い出の作品なので、消さずにいてくださること感謝します!メイさん、こありがとうございました!!! (2019年3月28日 17時) (レス) id: b60a2dbde8 (このIDを非表示/違反報告)
わかめ - すごいよかったです!!!また見たいなとすごく思いました!最高の作品、ありがとうございました!!! (2019年2月10日 17時) (レス) id: 18cfb8505a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:メイ | 作成日時:2016年11月3日 0時