女 医 の カ レ シ 3( Daiki.A )

□ ページ48

・








・









今日会えるなんて夢にも思ってなかった。







『ねぇ…、1年じゃ無かったの？





確か4月までだったよね…？』









・









今にも流れそうな涙を堪え大貴の表情を伺うと、大貴はふわりと微笑んで私の頭を優しく撫でながら答えた。









・









有岡「早く会いたくてさ、猛スピードで仕上げて終わりにしてきた。







まあ多少抜けはあるかもしれないけど、(笑)」









・









私たちの間に空いた8ヶ月間









大貴はその8ヶ月を埋めるように、優しく…





優しく私のことを包み込んでくれた。









・









有岡「会いたかった…。」









『…私も。』









・









私を抱きしめる大貴の腕の袖をきゅっ、と掴むと、よりキツく抱きしめられたような気がした。









・









伊野尾「あのぉ、








感動の再会中に失礼しますね。




大ちゃん連絡くれるの急すぎだし！！成功したから良かったけどさ！」









山田「もう、本当に！








今日急に連絡きたと思ったら「明日帰国から！」ってかなり急じゃない？」









中島「まあまあ、2人とも。







ほら、ちゃんといい写真も撮れたわけだし。



今日は2人でクリスマス、楽しんでおいで？」









・









みんなにかけてもらえた言葉がとても暖かくて。






いつの間にか私の頬に涙が伝っていた。









・









『みんな…っ、大貴、…ありがとう！』









・









・

□→←□

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す