□ ページ19
・
・
誰かが私に囁いているような…
やっと動かすことができた体で目を開けると、視界いっぱいに大貴がうつった。
・
有岡「…よかったぁ、
よかった…本当に、A…っ、」
『…大貴、』
・
ぽろぽろと涙を流し始めた大貴を抱きしめようと、頑張って体を起こし、腕を伸ばして包み込んだ。
『ごめんね、心配かけちゃったね。』
・
ポンポン、とリズムよく背中をさすると、大貴は小さい子のように泣きじゃくる。
そんな姿を私は受け入れ、力の入る限り、きゅっと抱きしめた。
・
有岡「俺…、あの時付いていけばよかったって
あのときAを止めていれば…、でもAが行ったからたくさんの患者を救えたし、お兄さんの命も救えた…。
俺は…っ、」
・
私は震えた声で話している大貴の頬を両手で包み、大貴の目をじっと見つめながら話しかけた。
・
『…心配かけて、ごめんなさい。
でもね、私はちょっとだけよかったと思ってる…
今回、援助に行ったことで患者をより多く救えたし、大切な人を傷つけてしまう辛さも知ることができた。
だから、私ももう…、2度も大切な人を傷つけたくない。」
・
私が話し終わると、大貴の強張っていた表情は少し緩くなり、大貴はｸｽｯと笑うと
有岡「お前らしいな、そういうところ。」
・
…と、私に微笑み、優しい口付けをした。
・
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1682人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さくぴい(プロフ) - 知暖さん» ありがとうございます！続編作りました^ ^よろしくお願いします！ (2017年12月24日 19時) (
レス) id: 50fdea11ab (このIDを非表示/違反報告)
さくぴい(プロフ) - ひかにゃん愛ingさん» ありがとうございます！続編作りました^ ^よろしくお願いします！ (2017年12月24日 19時) (レス) id: 50fdea11ab (このIDを非表示/違反報告)
さくぴい(プロフ) - ひかりさん» ありがとうございます！続編作りました^ ^よろしくお願いします！ (2017年12月24日 19時) (レス) id: 50fdea11ab (このIDを非表示/違反報告)
さくぴい(プロフ) - 愛 夢さん» ありがとうございます！続編作りました^ ^よろしくお願いします！ (2017年12月24日 19時) (レス) id: 50fdea11ab (このIDを非表示/違反報告)
さくぴい(プロフ) - オムライス小娘さん» ありがとうございます！続編作りました^ ^よろしくお願いします！ (2017年12月24日 19時) (レス) id: 50fdea11ab (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：さくぴい
| 作成日時：2017年12月10日 16時
