アイ☆スクリーム ym×in

＊ ページ7

「ん？なに？」

「いや、なんか今日の知念素直だなぁって」

「え、そう…？」


やばい、ばれた？


「最近は俺が何かしてあげても、ありがとうなんて言わないのに。
しかもずっと、うまいうまい言ってるし。
変なキノコでも食べた？」

「い、言うよたまには…」

「それは失礼しました笑」


セ、セーフ？

もう、知念にはちゃんとお礼を言うよう注意しなきゃだな。


それにしても、知念に対してはこんな優しく微笑むんだなって、思わず笑いそうになってしまった。

新鮮な山田が見れたかも。



メンバーのこととか、仕事の話とか当たり障りない話をしてもう最後のデザート。

これを食べたらなんとか乗り切れそう。


季節のシャーベットを頬ばろうとしたところで、ふと山田が口を開いた。


「…あのさ、今日は知念に相談があって来たんだ」

「え？」


思わず山田を見ると、いつになく真剣な表情をしていて。

なんとなく俺も、すくったシャーベットもそのままスプーンを置いた。


え、なに改まって。

机の上でぎゅっと両手を握った山田が、覚悟を決めたようにこちらを見た。


「誰にも言ったことなかったんだけどさ。
やっぱ知念には話しておきたいというか、できれば協力してほしいというか……………実は、」


まって、まって。


てか、これ俺が聞いていい話？

元に戻った時に知念に聞いてもらった方がいいんじゃ。


そう思って出た声は山田の声にかき消された。


「まっ、」

「俺、いのちゃんのことが好きなんだ…」

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