稽古 ページ8
朝
10分
20分
30分
任務なのか知らないが、担任は30分も遅刻してる。
読んでいた本を閉じて、教室を出る。
誰もいない。
隣の教室から喋り声が聞こえた。
2年生だろう。
…なんで、私の担任は、勝手に授業をさぼるんだろう。
秤、君は、今何をしている。私は…
暇
「2年の所行こう。」
2年の教室の扉をあける。
「お邪魔するよ。」
真「邪魔すんなら、帰れ。」
貴「帰りまーす。は？」
何か聞いたことがあるな。 (分かって！)
パ「よーA。」
無視！
リアクション頂戴な。
狗「明太子？」
貴「暇。」
パ「担任はどっか行ったのか。」
貴「うん。」
雑談中 雑談中
狗「ツナツナ、しゃけ。」
貴「いいよ。」
真「じゃあ、私も。」
貴「い、いいよぅ。」
後輩の稽古に付き合うことになった。
ジャージに着替えて、グラウンドに出ると、準備体操を律儀にやるパンダと狗巻
愛用してるっぽい呪具を片手に立っている真希が目に入る
真希に負ける可能性高いな。
貴「来たよ。」
パ「じゃあ、最初は棘とAで組手するぞ。」
貴「ん」
狗「しゃけー」
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作者名：物忘草 | 作成日時：2021年3月13日 0時
