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翌日。運命の日がやってきた。
いつも通りのメイクに、ヘアセット、そして服。
服は基本的に、ジャケットにスラックス、パンプスという、なんとも見栄えのしないどこにでもいそうなマネージャーの服装。
寝る前にとりあえず読んだ資料の一部を持って、昨日小松さんから指定された場所へと向かった。
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ついた場所は、都内の撮影スタジオ。
関係者入口に行くと、小松さんが立っていた。
「おはようございます」
「おはようございます、Aさん。今日からよろしくお願いします」
では、と言って、建物の中に入っていく小松さんの後を、ついていく。
今日は、5人での雑誌の撮影があるらしい。
5人が現場入りするのは、1時間後。
「それまでに、少し打ち合わせをしておきたかったので。こちらへ」
促されるまま、控え室に入る。
そこにあったパイプ椅子に腰掛けて、小松さんが話し始めた。
「5人と顔を合わせる際に、1つだけ承知していていただきたいことがあります」
「はい」
「今までがそうだったので言っておきますが、彼らが、Aさんに冷めた態度をとるかも知れません」
「……」
「彼らも、週刊誌の報道は知っています。誌面もきっと見ているでしょう。それで、アシスタントマネが送られてきている、ということまで分かっていると思います」
……それで、冷たい態度をとる、ってこと？
「彼らは、自分たちが気に入らなければ、すぐにマネージャーが交代されることを分かっています。なので、今回もそうなるかと」
「……大丈夫です。契約期間は1年、と事務所の方にも言われましたが、暫く経っても成果が見られなければ、解約する、と｣
「そうでしたか……｣
どこか、考え込む様子の小松さん。
どうして、私なんかが、こんな重要な役割に抜擢されたんだろう。
不思議で仕方がないけれど、今は目の前の仕事を頑張るしかない。
「無関心なふうを装ったりするかもしれません。でも、そういうものだ、と思ってください」
「……はい」
そもそもの印象がない分、第一印象ですべて決まる。
昨日はちらっと見ただけだから、個人それぞれに対する印象は、まだ無い。
『嵐』さえも知らない私が、果たして受け入れてもらえるのだろうか。
彼らのことを、何ひとつ知らないのに。
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なの(プロフ) - なるちゃんさん» ありがとうございます！！移行しましたので、そちらでもよろしくお願いします〜！！ (2018年10月15日 20時) (
レス) id: d783c00f36 (このIDを非表示/違反報告)
なるちゃん(プロフ) - 続きが気になる〜〜！更新待ってます！ (2018年10月15日 15時) (レス) id: a1fe1fb9b8 (このIDを非表示/違反報告)
なの(プロフ) - キル・ハーヴェイさん» 嬉しいコメント、本当にありがとうございます！これからも応援よろしくお願いします！ (2018年10月4日 18時) (レス) id: d783c00f36 (このIDを非表示/違反報告)
キル・ハーヴェイ - 凄く面白いです！引き込まれてしまいました^^更新、頑張って下さい！ (2018年10月3日 21時) (レス) id: ae1f844f76 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なの | 作成日時：2018年8月31日 0時
