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アシスタントになってから、たった1ヶ月しか経っていないのに、もう何ヶ月も経っているような気がしてならない。
その間、ずっと苦しかった。
辞めてしまおうか、とも考えた。
……でも、ここで辞めたら負けだ。
そう思って、何回も自分を奮い立たせて、頑張ってきたけれど。
「……そっか、そうだったね」
少しトーンの落ちた、二宮さんの声が聞こえた。
「……手帳、読みましたか」
怖いことに変わりはないし、どうせもう、クビだ。
聞きたいことを、今のうちに聞いておこう。
そう思った。
「……うん。勝手に読んで、ごめんね」
「いえ……私があそこにいたのが、いけなかったんです」
そう。
あの時、眠ってしまわなければ……こんなことにはならなかったのに。
相当、気を悪くしているに違いない。
あれはどうやったって、気味悪いよなあ……
そんなふうに思っていたら、返ってきたのは、意外な言葉だった。
「……正直、感心したよ。……いや、普通に嬉しかった」
「……え？」
「あんなにひどいことしたのに、こんな熱心に俺らのこと見てて……本当に顔も見せないし、もう、とっくに辞めたのかと思ってた」
嬉しい……？
まさか。そんなわけないじゃない。
「……辞めた方がいいですか、私」
「え？」
本当は邪魔だと思ってるんでしょ？
早く、いなくなればいいのに、って……
そう言われたら、もう、楽になれると思った。
見返りなんていらないから、ただただ尽くすだけ。
初めはそれで良くても、心にたまるダメージには、限界がある。
その限界を超えた瞬間、何かがプツン、と弾けて、虚無感に襲われてしまう。
……それが怖いから、さっさと辞めろ、そう言ってほしいと思ってしまった。
「……何で？」
「……私も、邪魔なんですよね？皆さんからしたら、今までと同じ、迷惑な人なんですよね？
……だったら、私なんかいない方がいいんです。皆さんの、邪魔になるくらいなら……」
もともと、輝く人のお手伝いがしたくて、マネージャーという職業を選んだ。
なのに、その輝く人の、邪魔になっているんじゃ……
本末転倒なのだから。
「……辞めないでよ」
「……え」
「辞めないでって言ってんの」
想像していたのとは、全く反対の言葉。
逆に、戸惑ってどう返したらいいのか、わからない。
二宮さんは、そのまま続ける。
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なの(プロフ) - なるちゃんさん» ありがとうございます！！移行しましたので、そちらでもよろしくお願いします〜！！ (2018年10月15日 20時) (
レス) id: d783c00f36 (このIDを非表示/違反報告)
なるちゃん(プロフ) - 続きが気になる〜〜！更新待ってます！ (2018年10月15日 15時) (レス) id: a1fe1fb9b8 (このIDを非表示/違反報告)
なの(プロフ) - キル・ハーヴェイさん» 嬉しいコメント、本当にありがとうございます！これからも応援よろしくお願いします！ (2018年10月4日 18時) (レス) id: d783c00f36 (このIDを非表示/違反報告)
キル・ハーヴェイ - 凄く面白いです！引き込まれてしまいました^^更新、頑張って下さい！ (2018年10月3日 21時) (レス) id: ae1f844f76 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なの | 作成日時：2018年8月31日 0時
