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そんなことを毎日考えては、眠れないでいた。
今日も、ほとんど眠れていなくて、思わず欠伸が出る。
……いつまで、続けていればいいんだろう。
契約は一年だけど、成果が表れなければクビ。
ばれてもクビ。
……嵐が辞めさせろと言えば、クビ。
ふわぁ、とまた欠伸をしてしまった。
今日は5人揃ってのミーティングで、都内のダンススタジオに来ていたんだけれど……
私がいられるような部屋は確保出来なかったから、廊下の自販機の裏にある、長椅子に座っていた。
すぐ近くにトイレもあるし、誰かが来そうだったら、逃げ込むこともできる。
……ここくらいが、ちょうどいいんだよなあ。
物陰になっているから、程よく暗くて、なんだか落ち着く。
手帳を膝の上に乗せたまま、壁にもたれかかる。
……眠い。
最近、本当に眠れていないせいか、急激な睡魔が襲ってきて、そのまま……
私は、夢の中へと堕ちていった。
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……どれくらい経ったのかわからない。
でも、まだ夢の中だ。
誰かが、こっちに近づいてくる。
そして私の目の前で止まって、私が持つ手帳を手に取った……
視界はぼんやりと白くて、顔はわからない。
だけど、なんだか熱心に手帳を読んでいる。
……この人は、誰？
しばらくして、その人は私の側に手帳を置いた。
そして、廊下の方へと去っていった。
……本当に、夢だったのかな。
ぼーっとした頭で考えながら、再び眠りに落ちた。
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「んん……」
ふと目を覚ますと、そこには誰もいるわけがなくて。
腕時計を確認すると、20分くらい経っていた。
はっ、と気がついて周りを見てみると、膝の上に置いていたはずの手帳が、夢の中で見たみたいに、長椅子の上に置かれていた。
……やっぱり、あれは夢なんかじゃなかったんだ。
ということは、誰かがこれを読んだ、ってこと？
……嵐の誰かだったら、って考えると……
……いや、まさかね。
そんなはず、ないって思いたいけど……
でも、本当に誰かに見られたとしたら？
私がずっと彼らのことを見ていたことが、知られてしまう。
しかも、かなり細かいことまでメモしてあるし……
気味悪がられるかもしれない。
……完全に終わった。
きっと、明日から行かなくていいと、お偉いさんから通達が来る。
けれど、このことがこの後予想外の方向へ展開するなんて、思ってもみなかった。
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なの(プロフ) - なるちゃんさん» ありがとうございます！！移行しましたので、そちらでもよろしくお願いします〜！！ (2018年10月15日 20時) (
レス) id: d783c00f36 (このIDを非表示/違反報告)
なるちゃん(プロフ) - 続きが気になる〜〜！更新待ってます！ (2018年10月15日 15時) (レス) id: a1fe1fb9b8 (このIDを非表示/違反報告)
なの(プロフ) - キル・ハーヴェイさん» 嬉しいコメント、本当にありがとうございます！これからも応援よろしくお願いします！ (2018年10月4日 18時) (レス) id: d783c00f36 (このIDを非表示/違反報告)
キル・ハーヴェイ - 凄く面白いです！引き込まれてしまいました^^更新、頑張って下さい！ (2018年10月3日 21時) (レス) id: ae1f844f76 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なの | 作成日時：2018年8月31日 0時
