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「……そんなにやる気があるのはいいんだけど……もう、俺らの前に現れないでくれる？」
……完全に拒否の姿勢。
後ろにいる4人も、こっちをずっと見てる。
きっと、同じようなことを思ってるんだろう。
二度と、5人の前に現れない……か。
それはもう、辞めろと言っているようなもんだよなあ……
……いや、ちょっと待って。
私の頭に、ひとつ、閃きが起こった。
「……わかりました。では、もう皆さんにはお会いしません。ですが……」
なるべく、毅然とした態度で。
相手を驚かせるだけのアイデアを、私は持っているのだから。
「……私は、辞めません。アシスタントマネージャーとして、これからも皆さんに付いて、勉強させていただきます」
「……え？」
そう。私は単なるアシスタント……いや、言うならばスパイだ。
だけど、そうであるからこそ、辞めなくてもいい。
5人には、それぞれ担当のマネージャーさんがいる。確かに、私は必要ない。
ならば、わざわざ顔を見せる必要もないということだ。
遠くから眺めているだけなら気づかれないし、撮影の時はモニターを見ていればいい。
それなら5人も……私のことが気にくわなくたって、もう気にする必要がなくなる。
私も、もう冷たい態度を取られなくて済む。
こんな突飛な発想で乗りきれるかは、わからない。だけど、私の無計画は今に始まったことじゃないんだから、なんとかなる気がする。
それに……
5人の、狐につままれたような表情。
こんな顔、初めて見た。
困惑しているようにも見えるし、驚いているようにも見える。
「……では、失礼します」
読んでいた資料をまとめ、バッグを持って、そのまま部屋を飛び出した。
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「……あ〜……どうしよう」
その後、5人のマネージャーさんに事の概要を話して、家に戻ってきた。
いつものようにベッドに寝転がり、天井を見上げる。
勢いで、ついあんなことを言ってしまったけれど……
マネージャーなのに、5人の近くにいられなくてどうすればいいんだろう？
しかも、私の仕事は、近くにいないと出来ないのに。
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なの(プロフ) - なるちゃんさん» ありがとうございます！！移行しましたので、そちらでもよろしくお願いします〜！！ (2018年10月15日 20時) (
レス) id: d783c00f36 (このIDを非表示/違反報告)
なるちゃん(プロフ) - 続きが気になる〜〜！更新待ってます！ (2018年10月15日 15時) (レス) id: a1fe1fb9b8 (このIDを非表示/違反報告)
なの(プロフ) - キル・ハーヴェイさん» 嬉しいコメント、本当にありがとうございます！これからも応援よろしくお願いします！ (2018年10月4日 18時) (レス) id: d783c00f36 (このIDを非表示/違反報告)
キル・ハーヴェイ - 凄く面白いです！引き込まれてしまいました^^更新、頑張って下さい！ (2018年10月3日 21時) (レス) id: ae1f844f76 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なの | 作成日時：2018年8月31日 0時
