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なんだかんだで、レポートを送らなければならない日になってしまった。
一日ずつ、気になった所を、素直に書いたつもりなんだけど……こんなんでいいのかしら。
5人が私に対して冷たいだとか、決して不仲には見えないだとか。
率直な感想は、それだった。
……でも、お偉いさんが『私の感じたことを率直に書け』って言ったんだから、大丈夫だよね。
そう、自分に言い聞かせて、送信ボタンを押した。
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3日目からも、番組や雑誌の撮影、ロケなんかに同行して、様子を見ていたわけだけど……
誰のところについて行っても、私は、空気のような存在として扱われるだけだった。
はじめから、見えていないみたいに。
2日目までが嘘のように。
それはそれで、つらいものがある。
『邪魔な存在』として認識されているならまだしも、『いないもの』としての無関心、無認識は、もっとつらい。
どうしようもない。
それでも、約一週間、耐えたんだけど……
……こうなったら、こっちから動くしかない。
距離を縮めるには、それが一番早いはずだ。
今日は5人揃ってのミーティング。
次のイベントに向けて、年明けコンサート直後の早くから、構想を練っているらしい。
「今年のテーマは部活なので……候補もだいたい絞ってあるし、企画も……出来てるんですよね？じゃ、とりあえず誰がどれやるかを決めましょう」
話し合いの先陣を切っていくのは松本さん。
コンサートの演出も手がけているというし、最年少とは言いながら、さすがのリーダーシップを発揮してる。
主要関係者やスタッフが勢揃いして、5人を取り囲むように座っている。
一方の私はというと……部屋の隅っこで、できるだけ小さくなっていた。
まだ一週間しか経っていないのに、既に自分の居場所は、無いような気がしていた。
……いや、元からなかったのかもしれないけど。
事前に資料は貰っていたけど、ちゃんと見たのは今日が初めて。
6月に、毎年ドームで行っているイベントみたい。
嵐が先生に扮して、お客さんを生徒に見立てていろんな授業をする、っていうから、『学校』ってついているんだろう。
コンサートだけだと思っていたら、こういうのもやってたんだ。
全く知らなかった。
地下アイドルのマネージャーの時は、ライブや握手会が主だったから……改めて、スケールの違いが身にしみた。
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なの(プロフ) - なるちゃんさん» ありがとうございます！！移行しましたので、そちらでもよろしくお願いします〜！！ (2018年10月15日 20時) (
レス) id: d783c00f36 (このIDを非表示/違反報告)
なるちゃん(プロフ) - 続きが気になる〜〜！更新待ってます！ (2018年10月15日 15時) (レス) id: a1fe1fb9b8 (このIDを非表示/違反報告)
なの(プロフ) - キル・ハーヴェイさん» 嬉しいコメント、本当にありがとうございます！これからも応援よろしくお願いします！ (2018年10月4日 18時) (レス) id: d783c00f36 (このIDを非表示/違反報告)
キル・ハーヴェイ - 凄く面白いです！引き込まれてしまいました^^更新、頑張って下さい！ (2018年10月3日 21時) (レス) id: ae1f844f76 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なの | 作成日時：2018年8月31日 0時
