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「……みんな、Aに惹かれてるんだよ。どうして、って思ってるかもしれないけど……それは、紛れもない事実なんだと思う」
「……でも、私、自分の人生で、こんなふうになるなんて……まだ、信じられません」
私にとっては、嵐5人に想いを寄せられるなんて、地球がひっくり返るのと同じくらい、ありえないこと。
ましてや、マネージャーという立場で、こんなことになるなんて……
人生、何が起こるか、わからない。
単なるマネージャーだと思っていても、5人が、私を好きになってくれることたって、あるのだから……
「そっか……だけど、どうしても、伝えずにはいられなかったんだよ」
少し、また、切ない光が見えた。
儚くも、美しい。
こんな表情も見せるんだと、新たな一面を見たような気持ちになった。
「……今からでも、遅くないかな」
「私は……相葉さんにそう言われることが、奇跡なんです。だから、遅いか、遅くないかなんて……」
……関係ない。
私は、マネージャー以上でも以下でもないし、5人は、嵐以外の何物でもない。
だけど、人を想う気持ちは、年齢も、性別も、立場も、全て超えるということを、私は知っていた。
……もう、素直になってしまいたい。
こんなにも、大切にしてもらえて、愛してもらえることは、後にも先にも無いかもしれないのだから。
『監視』や、『契約』なんて言葉は、今は、頭の中に無かった。
……私は、堕ちたんだ。彼らの愛に、溺れたんだ。
無自覚だと言われたけれど、もう戻れなくなってしまった、という自覚だけは、持っていた。
……マネージャーとして、あるまじきこと。
なのに、その背徳的な感情は、私の胸を昂らせるのに、十分なほどだった。
私が途中まで言ったところで、相葉さんに、再びぎゅっと抱きしめられた。
「……なら、もう、我慢しなくてもいいよね？」
「え……？」
今まで聞いた中で、一番低くて、ドキッとするような声。
いつもの相葉さんじゃないみたいで、鼓動がどんどん早くなっていく。
「俺……Aへの気持ち、抑えられないかも」
そう、優しく囁くと、背中を引き寄せるように、手が添えられた。
ゆっくりと視線を上に向けると、相葉さんが、愛おしそうに私だけを見つめていた。
「……Aのこと好きになれて、よかった」
そう、いつもの、太陽のような笑顔を見せた。
……ああ、私が見たかったのは、この顔だったんだな。
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akane2942(プロフ) - はじめまして。嵐さんロスで5人の小説を探していたところ、素敵な作品に出会えて1日で読んでしまいました！ドキドキする展開が多く、楽しみながら読ませていただきました。学業等、プライベートを大切に、また更新していただけたら嬉しいです。楽しみに待っています！！ (2021年1月8日 23時) (
レス) id: 869dcd25b4 (このIDを非表示/違反報告)
LKmama(プロフ) - ゆっくり(^^) ご自分のペースで(^^) また読ませていただける日を楽しみに待っています(^^) (2020年10月15日 18時) (レス) id: 3dceac6b69 (このIDを非表示/違反報告)
まっしゅるーむ - 初めまして。たまたま見つけて読ませてもらったんですけど、すっごく面白くて続きが気になります…！時間あるときにまた更新してくださると嬉しいです。更新されたら飛んで見に来ます！ (2020年3月23日 22時) (レス) id: 4b4c4f73c8 (このIDを非表示/違反報告)
さーやん(プロフ) - はじめまして。コメント失礼致します。ひょんなことからこの作品に出会い、1日で最新話まで読破しちゃいました。作品の雰囲気、作者さんの表現力がとても素敵です！続きを楽しみにしております！ (2020年3月5日 10時) (レス) id: b7052756db (このIDを非表示/違反報告)
ゆるる - 一日でぜーんぶ見入ってしまいました…！続きの話早く見たいです。待っています！ (2020年1月26日 18時) (レス) id: 66a8b92992 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なの | 作成日時：2019年12月6日 19時
