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「そういえば、明日って何時集合？」
「えーっと……何時だっけ。A、わかる？」
後ろの座席に座った相葉さんが、隣の大野さんに尋ねるけど、わからなかったみたい。
私はタブレットを取り出して、確認する。
「9時に、廊下集合です。朝食のあと、そのまま撮影に移動します｣
「……9時かぁ、早いな」
大野さんが、小さくぼやいた。
朝は苦手なのかな……？
飛行機でもずっと寝ていたし、普段も移動車の中では寝てることが多いから、やっぱり朝早いのは、つらいのかもしれない。
「9時は確かに早いね。でもまあ……いけるいける」
苦笑しながら、櫻井さんが大野さんを励ます。
この3人も、よく話していたり、近くにいるところを見ることが多い。
聞いた話によると、ファンの間でもこの3人の絡みは人気みたいで、その信頼関係が垣間見えるのがいいんだとか。
……確かに、5人それぞれに、他のメンバーへの信頼は圧倒的で、かといってプライベートに干渉するわけでもない。
見ていればその分だけ、理想的な関係性に思える。
友達でも、家族でもない、新たな関係性。
何かの資料で、誰かがそう言っていたのを思い出した。
その後も会話は途切れることなく、結局ホテルに着くまで、何かしら話していた。
5人でいるときは、全員自然体に見える。
人生の半分以上を、一緒に過ごしているからなのかな。
どこからか話題が湧いてきて、誰かが喋れば誰かが相槌をうったり、質問をしたり。
その全てが流れていくように、リラックスした雰囲気で、私も居心地が良かった。
移動車から降りると、そこにあったのは、いかにも高級感漂う、立派なホテル。
……やっぱり、嵐の泊まるところは格が違う。
豪華さと上品さが融合したような、ライトアップされたエントランスを抜けると、広くてお洒落なロビーに着いた。
マネージャー組と合流して、チェックインを済ませる。
私たちの他に、お客さんは見当たらなかった。
……まあ、それもそうか。
手元の時計を見てみると、23時を回っていた。
大きい荷物をボーイさんに預けて、大きなエレベーターで、宿泊するフロアまで移動する。
一つのフロアを丸々貸切にしたらしく、他のお客さんと会う可能性はほぼない。
夜も遅いし、5人もゆっくり休めるだろうな……
そんなふうに安心していると、エレベーター特有の浮遊感がふと消えて、静かに扉が開いた。
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なの(プロフ) - Kenさん» Kenさん、初めまして！嬉しいコメントありがとうございます！！たくさん更新していけるよう頑張るので、応援よろしくお願いします('∀'*) (2018年12月19日 21時) (
レス) id: d783c00f36 (このIDを非表示/違反報告)
Ken(プロフ) - 初めまして。作品を見つけて一気に読んでしまいました 。続きが気になります。更新されるのを楽しみにしてます☆ (2018年12月18日 23時) (レス) id: 6597b5370f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なの | 作成日時：2018年12月6日 19時
