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「綺麗だね」
「本当ですね……」
上空から眺める街の景色は、昼間とは違った美しさがある。
どこか幻想的でもあり、非日常の世界に入っていくようで、なんだかワクワクした。
ふと横を見てみると、ついに大野さんが二宮さんに起こされて、着陸への準備をしていた。
ふわぁ、と大きな欠伸をする大野さん。
私の視線の先を、櫻井さんも見る。
すると、二宮さんが話しかけてきた。
「外見える？」
「すっごい綺麗だよ。後で写真送るわ」
「ありがと。大野さんが見たがってんの、ね」
「……なに？何の話？」
どうやら、大野さんはまだ眠気に襲われているようで、冗談についていけてないらしい。
二宮さんが、笑いをこらえる。
それにつられて、私たちも、笑みがこぼれてしまった。
「リーダー、窓の外見たいの？」
「俺そんなこと言ったっけなぁ……」
向こう側から、相葉さんの声がした。
その声に対して首を傾げる大野さんが、やっぱりどこか愛らしい。
「俺も写真撮ったから、いっぱい送ってあげるよ」
ついに、松本さんまで話に乗ってきた。
相葉さんと目配せをして、なんだか楽しそう。
……大野さん、本当に愛されてるんだなあ。
4人からの視線がとっても優しいのが、ひしひしと感じられる。
微笑ましいやりとりを目の前にして、幸せな気分に浸っていると、機体に重力がかかり始めた。
……もう、到着する。
外の景色は、たくさんの車のライトが見えるほどに近づいていた。
滑走路の灯が近づくにつれ、期待感も高まる。
そして瞬間的に、タイヤが地面に接地した衝撃が、体に伝わった。
そのまま飛行機は滑走路を走って、数分後に停止した。
シートベルト着用のサインが消えて、アナウンスが流れ出す。
「……行こうか」
櫻井さんに、微笑みかけられる。
それに私も笑い返して、荷物をまとめ、みんなで空港内へと続く通路を歩いていく。
5月上旬とはいえ、やっぱり沖縄。
空港は空調がきいているはずだけど、東京と比べたらかなり暑い。
係員さんに従って、関係者専用通路を通らせてもらう。
夜だけど、空港内を堂々と通るには、人が多すぎるみたい。
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なの(プロフ) - Kenさん» Kenさん、初めまして！嬉しいコメントありがとうございます！！たくさん更新していけるよう頑張るので、応援よろしくお願いします('∀'*) (2018年12月19日 21時) (
レス) id: d783c00f36 (このIDを非表示/違反報告)
Ken(プロフ) - 初めまして。作品を見つけて一気に読んでしまいました 。続きが気になります。更新されるのを楽しみにしてます☆ (2018年12月18日 23時) (レス) id: 6597b5370f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なの | 作成日時：2018年12月6日 19時
