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「Aは、俺の前に3人見てるんでしょ？疲れてない？」
「大丈夫です。とっても楽しいので……それに、レコーディングが初めてなので、最後まで、見守りたくて」
「地下アイドル……？のマネージャーの時は、レコーディングしなかったの？」
……覚えていてくれたんだ。
私が去年、地下アイドルのマネージャーをしていたこと。すっかり忘れられているものかと思ってた。
「まだ駆け出しだったので、オリジナル曲も少なくて……レコーディングといっても、こんなに本格的なスタジオじゃなくて、事務所内の簡易スタジオみたいな場所でやっていて」
「あ、そうなんだ……でもそれも、面白そうだね」
にっこり、満面の笑み。
……やっぱり、可愛らしい。
年上なのに、どこか、守ってあげたい、と思ってしまう。
しばらく二人で談笑していると、大野さんのスマホが鳴った。
マネージャーさんから、車の用意が出来たとのメッセージ。
「……じゃあ、俺、帰るね。あと相葉ちゃんだよね？……よろしく伝えておいて｣
「はい、わかりました。お疲れ様です」
どこまでもメンバー想いで、本当はとっても頼りになる、嵐のリーダー。
大野さんは軽い足取りで、スタジオを出ていった。
……時計の針は、午後7時を回ろうとしていた。
お昼の時間のパンだけじゃ、流石にお腹が空いたから、近くのコンビニでお弁当を買ってきて食べた。
これから、最後の相葉さんのレコーディングが始まる。
そろそろ来るはずだけど……
一足先にコントロールルームに入っていたら、ガチャ、とドアの開く音がした。
「よろしくお願いしまーす」
マスクを付けた、相葉さんが入ってきた。
相葉さんはさっきまで別の仕事だったから、この時間になったみたい。
「相葉さん、お疲れ様です」
「あ、Aちゃん！お疲れ様」
マスクを顎まで下げて、目を細めて笑う。
本当にお疲れのはずだけど、この笑顔はいつ見ても、キラキラしてる。
無邪気な少年のようで、私はとっても好き。
今回の曲は、相葉さんがナビゲーターを務める、高校野球の応援ソング。
それもあってか、大野さんと相葉さんの落ちサビのソロは、聴きどころになってる。
そして早速、今日最後のレコーディングが、スタートした。
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なの(プロフ) - Kenさん» Kenさん、初めまして！嬉しいコメントありがとうございます！！たくさん更新していけるよう頑張るので、応援よろしくお願いします('∀'*) (2018年12月19日 21時) (
レス) id: d783c00f36 (このIDを非表示/違反報告)
Ken(プロフ) - 初めまして。作品を見つけて一気に読んでしまいました 。続きが気になります。更新されるのを楽しみにしてます☆ (2018年12月18日 23時) (レス) id: 6597b5370f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なの | 作成日時：2018年12月6日 19時
