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いろんな彼らを知れば知るほど、やめられなくなる。
私と嵐を繋いでくれた手帳は、素直に感じたことを書いても許される。
だって、他の誰かが見ることは、もうないのだから。
私の返答を聞いた大野さんの眼光は、一気に柔らかくなった。
そして、さっきのように……私の頭を優しく撫でた。
「……ありがとう、A」
……なんだか馴れていない感じが、『可愛い』と思えてしまった。
髪をさらさらと攫う指が、心地良い。
自分以外の人に、顔や頭を触れられると、心地良さと安心感を感じるのはなぜなんだろう。
それに、大野さんの指は、男性らしく骨ばっているのに、とてもしなやか。
実は撮影の時や、お話している時も、つい見てしまったりするくらい。
……それほどに、美しい。
しばらくした後、大野さんのマネージャーさんから、車の用意ができたという電話がかかってきた。
この後大野さんは、今度のイベントの、台本をチェックしに行くらしい。
そこには、櫻井さんと松本さんもいるみたいだから、私も連れて行ってもらうことにした。
車に乗り込んで、いつものミーティングスタジオへと向かう。
いつもは私が前列で、大野さんが後列に乗るんだけど、今日は珍しく、大野さんが私の隣に座った。
ちら、と様子を伺ってみる。
……綺麗な横顔。
被ったキャップの影から覗く、伏せた眼。
長い睫毛が動く度に、その姿を目で追ってしまう。
しばらく見つめてしまっていたんだろう、大野さんがふと、こっちに視線を移した。
「……ん？」
「あ……ごめんなさい」
……気付かれちゃった。
ずっと見ていた、って思われたかな……
私がぱっと視線を逸らすと、大野さんは、ふふ、と笑いを零した。
「そんなに俺の顔、面白かった？」
「いえ、そうじゃないんですけど……横顔、綺麗だな、と思って……」
……何を口走っているんだろう。
思ったことを、そのまま言ってしまうなんて。
恥ずかしい……
「……ありがとう。あんまり言われたことないから、なんて言うか……照れるね」
「え……？」
もう一度、大野さんの顔を見てみると、穏やかで自然な笑みを浮かべていた。
……本当に、嬉しそうに見えた。
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なの(プロフ) - Kenさん» Kenさん、初めまして！嬉しいコメントありがとうございます！！たくさん更新していけるよう頑張るので、応援よろしくお願いします('∀'*) (2018年12月19日 21時) (
レス) id: d783c00f36 (このIDを非表示/違反報告)
Ken(プロフ) - 初めまして。作品を見つけて一気に読んでしまいました 。続きが気になります。更新されるのを楽しみにしてます☆ (2018年12月18日 23時) (レス) id: 6597b5370f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なの | 作成日時：2018年12月6日 19時
