大ちゃんってよんでねっ！？(ar×in)６人組シリーズ(１)

大ちゃん１１ ページ12

中庭は、昼飯の人気スポットでベンチと芝生の取り合いになる。
特に人気なのは、デカい木の下のベンチと芝生で
そこで食べるハンバーグは、最高だっ。

(ハンバーグッッ！！)
(“いのちゃぁあぁぁんんっっ！！！”)
と・・心の中で叫んでみたりして・・・・。


はぁぁぁ＿＿＿。。


「おーい！大ちゃーん！！」
と山ちゃんがオレを探して呼んでくれた。＿「ココ、ココ！！」


＿＿。「あっ！スゲェ！木の下のトコじゃんっ！！」


、と少し元気が出て浮かれていると＿＿＿＿。


あり？ありりりりり？？？ありりのありおか・・・？(シツコイ)
・・・と・・目を擦る・・・・。

昼飯メンバーを確認する・・・。
えー・・芝生に、山ちゃんとゆうや・・ゆうと・・・。
ベンチに・・知念・・と・・あれ？・・“いのちゃん”・・？？
フワフワの髪の毛を揺らして、なんか楽しそうに知念としゃべっている・・・。

「お、おまたせ・・。」
「つーか、待ってねぇーしっ！！」と４人・・。
それを見て“いのちゃん”がクスクスと楽しそうに笑っている・・・。
「・・いのちゃ・・伊野尾くん・・どうして・・？？」
ってか、挙動不審でオレがどうした？って感じだ・・・。

ニコニコしてたのに、オレと目が合ったら下を向いてしまった・・。

「ああ、僕が、いのちゃんを誘ったの。」
・・と、知念。・・あぁ、そうか・・あの廊下の時に・・・。
・・・んん？？・・今・・“いのちゃん”って・・言いました？？

＿＿＿＿＿＿。


「い・・い・・・い・」言葉が出なくて、もどかしい。
「どうした？大ちゃん・・『い・・い・い』ってうるせぇぞっ！！」
と山ちゃんがオレに近づいてきた。

「・・今、知念、いの・・“いのちゃん”って言いましたっっ？！」
「うん。言ったよ。」と知念に軽く言われる・・・。

「い・・い・・」
「どうした。大ちゃん。」と山ちゃんがオレの肩をポンと叩く。

なんだかわからない、得体のしれないものが
沸々と心の中に湧き上がって・・叫ぶ！！


「いっ・・“いのちゃん”って呼んでいいのわっっ！
　 オレだけだぁ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿！！！」

『だぁーだぁー』っと中庭に声が反響する。

「声、でけぇーわっっ！！」と山ちゃんがツッコミ
「恥ずかしー。」と知念
「オレもだよ。ちぃちゃん」とゆうや
「涼ちゃん可愛い」とゆうと(・・かんけーねぇ・・)


顔を赤らめ、手で顔を覆い笑っている“いのちゃん”
それを見てオレは「かわいー」と一人ごちた＿＿＿。

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