EXO_YourName_4_D.O.(by:micky!!) (ページ49)

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「抜けて大丈夫ですか？」

「予定日より、かなり早いけど、大丈夫。
なんとかなるだろ！それより、連絡したほうがいいんじゃないか？」

撮影がどうなるのかはわからないけど
とりあえず急いで病院に向かうことになった僕は
マネヒョンの運転するバンに乗り込んだ

ジョンインから借りた電池式の充電器をさして
電源を入れると、驚くほどの着信の量。

ごめん、A・・・

最後の着信はオンマからで、とりあえず掛け直してみる

すると、すぐにつながった

「もしもし、オンマ？」

『ギョンス、大丈夫、私がついてるから。
でも、進むのがすごく早くて。なるべく早く来てあげて。』

そう言ってるオンマの向こうで
女の人が大きな声で喚いていて

すぐにその声がAだってわかる

・・・そんなに痛いのに、僕に連絡もつかず
どれだけ不安だったんだろう・・・

そう思うと、泣きそうだった

「今から向かう」

そう言って電話を切ると、バンのシートに沈み込む

Aごめんね

がんばって、すぐ行くから

病院の駐車場に車が停まって
急いで降りると、受付に向かう

「すみません、ド Aはどこにいますか」

僕を見て目を丸くして驚く看護婦さん
目を見開いたまま

「2階の分娩室にさっき移ったところです・・・」

と、言った

急いで階段を登って
分娩室を探す。

すると廊下の奥に、分娩室と書かれた部屋が3つあった

分娩室1、と書かれた部屋からAとオンマの声がして
迷うことなくそのドアを開けると
汗だくのAと、Aの口に水を運ぶオンマがいた