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「ちょ、なにしてんの？」
ビニール袋を手に持ったギョンスが
リビングの入り口で、こっちをみてる
「あっ、おかえり！」
「いや、おかえりじゃなくてさ」
と、私の肩を抑えるようにして無理やりソファに座らせる
「なに、スクワットだよ」
「そんなことしちゃだめでしょ」
「なんで？予定日まであと3週間切ってるんだよ？いいじゃん！」
「・・・そんっなに早く産みたいの？」
じっ、と私を見るまるーい目。
なんで？だめ？
初産は遅れるとかいうけど・・・
「別にいいじゃない？赤ちゃんの好きな時に生まれてくれば。無理に出そうとしなくても」
「そうだけど、運動は必要じゃん」
「・・・まあ好きにすれば、ほどほどに。」
そう言って、コンビニで買ってきたのであろう
水やらを冷蔵庫に入れると
いつものようにソファに座る私の元へとやってきた
「たっだいまー」
と、お腹をなでなでしながら言うギョンス
運動の後で少しだけお腹が張っている
「お腹張ってるじゃん」
「36週以降お腹が張るのは安産の兆候だって先生いってたもーん」
「・・・本当なの？それ」
信じられないとでもいう表情。
ギョンスは心配しすぎ。
お腹に顔を近づけたまま、ギョンスが私の方を見て話し始める
「今日、K先生がきてて」
「おっ、そうなの？元気だった？」
「うん、仕事で1ヶ月くらいアメリカにいたから
ジョンインと会うのも久々だったみたいで、嬉しそうだったよ」
「それで？」
「予定日もう今月末なんだって話すと、もうすぐだねって、頑張ってねって。」
「そっか」
「音楽番組で他の会社の先輩にも会ったんだけど、奥さんに頑張ってねって伝えてって言われてさ」
「うん」
「もうすぐなんだなぁって。」
「・・・ほんとだね」
そっとお腹を撫でると、その上に重なるギョンスの手
その薬指には二人ともが永遠の愛を誓い合ったしるし。
・・・幸せすぎて怖くなる。
「この間妊娠わかったような気がするのに、不思議だね」
「あっという間だね」
予定日まであと19日。
いつ会えるのかな？？
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作者名：micky!!
| 作成日時：2015年4月3日 1時
